◇◆◇日々のみ言葉
2018年11月10日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き4章15節~18節】
4:15 彼らはふたりに議会から退場するように命じ、そして互いに協議した。
4:16 彼らは言った。「あの人たちをどうしよう。あの人たちによって著しいしるしが行なわれたことは、エルサレムの住民全部に知れ渡っているから、われわれはそれを否定できない。
4:17 しかし、これ以上民の間に広がらないために、今後だれにもこの名によって語ってはならないと、彼らをきびしく戒めよう。」
4:18 そこで彼らを呼んで、いっさいイエスの名によって語ったり教えたりしてはならない、と命じた。
◎ショートメッセージ
《エルサレム中のユダヤの指導者たちが、最高議会に集まっていました。議長の前大祭司アンナスが、ペテロとヨハネを尋問したのです。
その尋問に対するペテロの言葉は、それはもう言い返すことの出来ないほどに、大胆かつ力と説得力に満ち溢れていたのです。
そればかりでなく、生まれつき足がきかなく、立つことも歩くことも出来なかった男が、しかもエルサレム中では知らない人がいない「美しの門」の乞食が、ふたりと一緒に立っているのを見ては、返す言葉もなかったのです。
そして、議長アンナスは、ペテロとヨハネとその男に、議会から退場するように命じたのです。
退場するとは言っても、二人は囚われの身ですので、護衛兵が牢へ引き連れて行ったことになります。
そして議会は協議を始めたのです。
ここが、今日の一番大切なポイントとなります。
それは、この協議の場面を誰が見ていたのか、と言うことなのです。おそらくこの時点においては、議員であったアリマタヤのヨセフと、エルサレム神学校長ニコデモは、イエス様の弟子であることを、すでに公にしていましたから、議員職は剥奪されている可能性が非常に高いと思うのです。
もしかしたら、すでにユダヤの指導者からも、追放されたことも十分考えられます。
そうであるとしたら、一体誰が、この協議の場に同席したと言うのでしょう。
一つの可能性は、まだ議会議員の中に、主イエス様の隠れ弟子がいたと言うことです。
そしてもう一つの可能性は、大祭司カヤパが証したと言うことです。この時のカヤパは、すでに復活のイエス様と出会っています。
もしかしたら、すでに主イエス様を信じて救われているかも知れません。
カヤパは、紀元36年には、大祭司職を辞することになります。その後をヨハネ(ヨナタス)が大祭司に就任します。もちろんこの場面にも彼は同席しています。
明日も引き続き同じ箇所からとなります。》