• 日々のみ言葉 2018年11月12日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2018年11月12日(月)

    ◎聖書箇所【使徒の働き4章19節~20節】
    4:19 ペテロとヨハネは彼らに答えて言った。「神に聞き従うより、あなたがたに聞き従うほうが、神の前に正しいかどうか、判断してください。
    4:20 私たちは、自分の見たこと、また聞いたことを、話さないわけにはいきません。」

    ◎ショートメッセージ
    《ユダヤ人の指導者たちは、ペテロとヨハネを議会から退場させるよう護衛兵に命じ、そして互いに集まって協議し始めました。

     「あの者たちをどうしようか。あの者たちによって著しいしるしが行なわれたことは、エルサレムの住民全部に知れ渡っているから、我々はそれを否定はできない。」

     「しかし、これ以上一般の民の間に広がらないために、今後だれにもこの名によって語ってはならないと、彼らをきびしく戒めようではないか。」

     「そうだ。そうしようではないか。」
     「何としても、このうわざが広がらないように、くい止めようではないか。」

     そこで再びペテロとヨハネを呼んで、
    「良いか。今後、いっさいイエスの名によって語ったり教えたりしてはならない。」

     その命令に対するペテロの答えが、今日のみ言葉となります。

    「神に聞き従うより、あなたがたに聞き従うほうが、神の前に正しいかどうか、判断してください。」

     議長は、その年の大祭司が務めることになっています。よって、カヤパが議長を務めたはずです。しかし、義父である前大祭司アンナスの権力の方が上であることは、もう周知の事実でしたから、むしろアンナスが、その会議を仕切っていたことが十分考えられます。
     彼らは、事実上、ユダヤの最高指導者でもあるのです。政治的には、確かにローマ皇帝において、ヘロデ・アンティパスがユダヤの王として任命されていましたが。

     祭司ならば、人間に従うことよりも、神様に従うことを選ぶことは、もう当然と言わば当然であり、常識なのです。

     彼らは、このみ言葉を良く知っています。

    『鼻で息をする人間をたよりにするな。そんな者に、何の値うちがあろうか。(イザヤ書2:22)』

    『結局のところ、もうすべてが聞かされていることだ。神を恐れよ。神の命令を守れ。これが人間にとってすべてである。神は、善であれ悪であれ、すべての隠れたことについて、すべてのわざをさばかれるからだ。(伝道者の書12:13~12:14)』

     ペテロの言葉に、エルサレムで最高の教育を受けた者たちは、返す言葉がなかったのです。

     まさに使徒パウロが言う通りです。
    『兄弟たち、あなたがたの召しのことを考えてごらんなさい。この世の知者は多くはなく、権力者も多くはなく、身分の高い者も多くはありません。
     しかし神は、知恵ある者をはずかしめるために、この世の愚かな者を選び、強い者をはずかしめるために、この世の弱い者を選ばれたのです。
     また、この世の取るに足りない者や見下されている者を、神は選ばれました。すなわち、有るものをない者のようにするため、無に等しいものを選ばれたのです。これは、神の御前でだれをも誇らせないためです。(第Ⅰコリント1:26~1:29)』

     明日も同じ箇所になります。》

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