◇◆◇日々のみ言葉
2018年11月14日(水)
◎聖書箇所【使徒の働き4章21節~22節】
4:21 そこで、彼らはふたりをさらにおどしたうえで、釈放した。それはみなの者が、この出来事のゆえに神をあがめていたので、人々の手前、ふたりを罰するすべがなかったからである。
4:22 この奇蹟によっていやされた男は四十歳余りであった。
◎ショートメッセージ
《「神に聞き従うより、あなたがたに聞き従うほうが、神の前に正しいかどうか、判断してください。私たちは、自分の見たこと、また聞いたことを、話さないわけにはいきません。」
ペテロとヨハネは彼らに答えて言いました。
しかし、私は思うのです。おもにペテロが、答弁したのではないかと。
そして、これも私個人の憶測なのですが、「使徒の働き」の多くの場面に登場するのは、間違いなくパウロ(サウロ)です。その次には、ペテロなのです。
ヨハネにあっては、この後ほとんど登場しません。私は、イスカリオテのユダの代わりとして、十二使徒に加えられたマッテヤを含め、その他の使徒たちが、一番年若いヨハネを守ったのではないかと。
だからこそ、彼は二世紀まで生きながらえたと。
そして、その理由は、イエス様が愛された弟子であり、また他の使徒たちからも、愛される存在であったからなのです。もちろん、可愛がられたと言う意味において。
だからこそ、ヨハネは、愛の手紙と言われた第一の手紙を書き記すことが出来たのではないでしょうか。
さて、サンヘドリン議会は、二人をおどして、釈放する以外には、なんら、なすすべがありませんでした。
確かに、ヨハネが前大祭司アンナスと現大祭司カヤパの知り合いであったとしても、それなりの罰を科する必要はあったことでしょう。
なぜなら、エルサレム神殿で混乱を引き起こしたからです。
しかし、二人の横には、生まれつき足がきかず歩けなかった男が、いやされて立っていたのです。歩いていたのです。
この男は、四十歳余りであった、とルカは書き記しています。と言うことは、何と四十年間も足なえであったと言うことです。しかも議会の議員である彼らは、誰もが、この男が「美しの門」において、乞食をしていたことを知っているのです。
四十年間。
何と言う長い年月でしょうか。
四十年間も歩いたことのない男がいやされて歩いていると言うことは、ふつう常識から言ってあり得ないことです。
真に、神様の力ある御わざ以外には、為しえない事実なのです。
そしてこの噂は、あっと言う間にエルサレム中に広まり、一般民衆が神様をあがめていました。
議会が一番恐れるのは、神様ではなく、一般民衆なのです。それゆえ釈放する以外に、なすすべがなかったのです。》