◇◆◇日々のみ言葉
2018年12月23日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き6章2節~4節】
6:2そこで、十二使徒は弟子たち全員を呼び集めてこう言った。「私たちが神の言葉をあと回しにして、食卓のことに仕えるのはよくありません。
6:3 そこで、兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせることにします。
6:4 そして、私たちは、もっぱら祈りとみ言葉の奉仕に励むことにします。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
さて、十二使徒たちは、この問題について協議し、聖霊様から答えをいただき確信に満ちて、弟子たち全員を集めたのです。
そして語ったのは、誰とは書かれてはいませんが、私はやはりリーダーであるシモン・ペテロだと思うのです。
「私たちが神の言葉をあと回しにして、食卓のことに仕えるのはよくありません。」
これはひじょうに大切なことです。
なぜなら、十二使徒たちこそ、イエス様と三年半年における公生涯を共にした、生ける主の証人だからです。
イエス様は、オリーブ山において昇天される直前に十一使徒たちにこう言われました。
『「聖霊があなたがたの上に臨まれる時、あなたがたは力を受けます。そして、エルサレム、ユダヤとサマリヤの全土、および地の果てにまで、私の証人となります。」(使徒の働き1:8抜粋)』
それだけではありません。
また、イエス様がこのように言われたことを、マルコは書き留めています。
『「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。
信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、私の名によって悪霊を追い出し、新しい言葉を語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」(マルコの福音書16:15前半~16:18)』
これこそが十二使徒たちの役目なのです。それゆえシモン・ペテロの申し出は、新しく加えられた弟子たちに納得させるものであったのです。
イエス様が十字架にかけられる前からの弟子たちは、まだ残っていたはずです。また主と共に行動した女性たちもまだ残っていたと思われます。彼らもこの場所に同席していたはずです。
またギリシャ語を使うユダヤ人たちが指摘した問題とは、「食卓」すなわち食事のことであることが分かります。
ユダヤ社会において最も弱い立場が「やもめ」であることは言うまでもありません。彼女らに、日々の糧が十分に与えられていないとしたら、それはまさに死活に関わる問題であったことでしょう。
明日と明後日は、イブとクリスマスとなりますので「クリスマス・メッセージ」を配信し、また26日(水)から、「使徒の働き」を続けることにします。
次回はシモン・ペテロの申し出の内容について、さらに考えて見ましょう。》