◇◆◇日々のみ言葉
2018年12月24日(月)
◎聖書箇所【ルカの福音書2章1節~21節】
2:1 その頃、全世界の住民登録をせよという勅令が、皇帝アウグストから出た。
2:2 これは、クレニオがシリヤの総督であった時の最初の住民登録であった。
2:3 それで、人々は皆、登録の為に、それぞれ自分の町に向かって行った。
2:4 ヨセフもガリラヤの町ナザレから、ユダヤのベツレヘムというダビデの町へ上って行った。彼は、ダビデの家系であり血筋でもあったので、
2:5 身重になっているいいなずけの妻マリヤも一緒に登録する為であった。
2:6 ところが、彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて、
2:7 男子の初子を産んだ。それで、布にくるんで、飼葉おけに寝かせた。宿屋には彼らのいる場所がなかったからである。
2:8 さて、この土地に、羊飼いたちが、野宿で夜番をしながら羊の群れを見守っていた。
2:9 すると、主の使いが彼らの所に来て、主の栄光が回りを照らしたので、彼らはひどく恐れた。
2:10 御使いは彼らに言った。「恐れることはありません。今、私はこの民全体の為の素晴らしい喜びを知らせに来たのです。
2:11 きょうダビデの町で、あなたがたの為に、救い主がお生まれになりました。この方こそ主キリストです。
2:12 あなたがたは、布にくるまって飼葉おけに寝ておられるみどりごを見つけます。これが、あなたがたの為のしるしです。」
2:13 すると、たちまち、その御使いと一緒に、多くの天の軍勢が現われて、神を賛美して言った。
2:14「いと高き所に、栄光が、神にあるように。地の上に、平和が、御心にかなう人々にあるように。」
2:15 御使いたちが彼らを離れて天に帰った時、羊飼いたちは互いに話し合った。「さあ、ベツレヘムに行って、主が私たちに知らせて下さったこの出来事を見て来よう。」
2:16 そして急いで行って、マリヤとヨセフと、飼葉おけに寝ておられるみどりごとを捜し当てた。
2:17 それを見た時、羊飼いたちは、この幼子について告げられたことを知らせた。
2:18 それを聞いた人たちは皆、羊飼いの話したことに驚いた。
2:19 しかしマリヤは、これらのことをすべて心に納めて、思いを巡らしていた。
2:20 羊飼いたちは、見聞きしたことが、全部御使いの話のとおりだったので、神をあがめ、賛美しながら帰って行った。
2:21 八日が満ちて幼子に割礼を施す日となり、幼子はイエスという名で呼ばれることになった。胎内に宿る前に御使いがつけた名である。
◎ショートメッセージ
《今日は12月24日、クリスマス・イブです。
イエス様がお生まれになられたのは、12月25日とされています。しかし実際には、私たちが今現在使用していますローマ暦とユダヤ暦とは、6時間のずれが生じているのです。
ユダヤ暦では、午後6時から新しい一日が始まります。イエス様がお生まれになった正確な時間は分かりかねますが、どんなに早く見積もったとしても、午後6時以降になります。となりますと、イエス様がお生まれになられたのは、ローマ暦では、24日となるのです。
しかし、輝く星が導いたとありますので、ある程度は、星が出現している時間が必要になりますから、むしろ午後9時過ぎではないでしょうか。もちろんあくまでも推測にしか過ぎませんが。
さて、ダビデの頃のベツレヘムは小さな村でしたが、この頃のベツレヘムはそれなりに大きな町であったようです。
しかもこの頃になると、ダビデの子孫もかなり多くなっており、ベツレヘムの宿は、どこも住民登録の順番を待つ子孫で一杯でした。
ヨセフと身重のマリヤも、宿において順番を待っていたのです。
「ところが、彼らがそこにいる間に、マリヤは月が満ちて」産気づいたわけです。要するに、若い女性がお産する為の別な部屋がなく、宿の女将が、取りあえず人目に触れない場所に、つまり家畜小屋に案内したと言うことです。
映画や絵本では、ヨセフとマリヤが、満員と言う理由で宿泊を断られて、仕方なく家畜小屋にてイエス様を出産すると言う設定が多いのですが、私は、宿の女将の配慮から来たことであると考えます。
そしてその後、その場所に羊飼いたちが、御使いの知らせを聞いて、御子イエス様を礼拝しにやって来ます。
おそらくその後で、宿の女将は、若い夫婦と生まれたばかりの幼子イエス様を、別な家に連れて行ったと思います。なぜなら宿は満員ですし、そのような場所で母乳を与える若い母親を見せるわけにはいかないからです。
もしかしたら、宿の主人の家かも知れません。
そして、その家において東方からの三博士の訪問を受けることになります。
毎年、12月24日クリスマス・イブの日となりますと、プレゼントの交換が行なわれます。しかしその意味は、創造主なる神様が、人類に最高のプレゼントを与えて下さったことから来ているのです。
それは、神様が人となって、この世に来て下さったのです。私たちの罪をすべて背負われ、そして十字架にかかる為に。
メリー・クリスマス!》