◇◆◇日々のみ言葉
2019年2月3日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き7章54節】
7:54 人々はこれを聞いて、はらわたが煮え返る思いで、ステパノに向かって歯ぎしりした。
◎ショートメッセージ
《「かたくなで、心と耳とに割礼を受けていない人たち。あなたがたは、先祖たちと同様に、いつも聖霊に逆らっているのです。
あなたがたの先祖が迫害しなかった預言者がだれかあったでしょうか。彼らは、正しい方が来られることを前もって宣べた人たちを殺したが、今はあなたがたが、この正しい方を裏切る者、殺す者となりました。
あなたがたは、御使いたちによって定められた律法を受けたが、それを守ったことはありません。」
ステパノのメッセージも、いよいよ核心にせまろうとしています。つまり今、サンヘドリンに集まっている大祭司、祭司長たち、祭司たち、民の長老たちそしてパリサイ人や律法学者たちである議員たちに、悔い改めを迫っているのです。
何を悔い改めるのでしょうか。
過去の自分たちの先達の者たちが、預言者を殺したことであり、また今も、神様の言葉を聖霊によって託されたステパノ自身をも殺そうとしていることです。
そして二つ目は、まことの救い主であり、旧約聖書に預言された「メシア」なるお方、正しいお方、主イエス・キリストを異邦人であるローマ人に引き渡し、彼らの手によって十字架につけ、殺したことをです。
そして三つ目は、特にパリサイ人や律法学者たちの議員に対してであり、彼らがモーセの律法を守ったことはない、と言うことです。
それを聞いた議員たちは、はらわたが煮え返る思いで、歯ぎしりをしたと、ルカは書いています。
なぜ怒り狂ったのでしょうか。
なぜ歯ぎしりしたのでしょうか。
それは「真実」だからです。
もしステパノの語ったメッセージが、嘘偽りであり、彼らに取って何の関係もない、あるいは事実無根のことであったのなら、怒るよりも笑い飛ばし、また丸っきり相手にしないはずなのです。
ここでもイエス様が弟子たちに残された言葉が真実であることが立証されるのです。
『「その方は、真理の御霊です。世はその方を受け入れることができません。世はその方を見もせず、知りもしないからです。しかし、あなたがたはその方を知っています。その方はあなたがたとともに住み、あなたがたのうちにおられるからです。
しかし、その方、すなわち真理の御霊が来ると、あなたがたをすべての真理に導き入れます。御霊は自分から語るのではなく、聞くままを話し、また、やがて起ころうとしていることをあなたがたに示すからです。」(ヨハネの福音書14:17および16:13)』
人は、真実を指摘されると、どちらか二つの態度を取ることになります。一つは、それを受け入れ悔い改めることです。なかなか出来ないことであり、また難しいことなのです。
そしてもう一つは、それを否定し、激怒することです。怒ることによって自分の正当性を訴えようとします。議会は、まさしく聖霊に反逆していることを立証しています。》