• 2019年2月3日礼拝メッセージの概要

    ◇◆◇2019年2月3日第一主日礼拝
    ◎本日の聖書箇所【ヨハネの福音書17章6節】 (新約p.197上段左側)
    17:7「いま彼らは、あなたが私に下さったものはみな、あなたから出ていることを知っています。
    17:8 それは、あなたが私に下さったみ言葉を、私が彼らに与えたからです。彼らはそれを受け入れ、私があなたから出て来たことを確かに知り、また、あなたが私を遣わされたことを信じました。」

    ◎メッセージの概要【あなたから出たみ言葉】
    《ユダヤ人なら誰でも、アブラハム・イサク・ヤコブの神であるイスラエルの神様が、モーセを通して与えられた「メシア預言」を知っていました。なぜなら男子が大人になる為の儀式バル・ミツバでは、モーセ五書の暗誦が条件だったからです。
     申命記には、
    『あなたの神、主は、あなたのうちから、あなたの同胞の中から、私のようなひとりの預言者をあなたのために起こされる。彼に聞き従わなければならない。
     これはあなたが、ホレブであの集まりの日に、あなたの神、主に求めたそのことによるものである。あなたは、「私の神、主の声を二度と聞きたくありません。またこの大きな火をもう見たくありません。私は死にたくありません。」と言った。
     それで主は私に言われた。「彼らの言ったことはもっともだ。私は彼らの同胞のうちから、彼らのためにあなたのようなひとりの預言者を起こそう。私は彼の口に私の言葉を授けよう。彼は、私が命じることをみな、彼らに告げる。私の名によって彼が告げる私の言葉に聞き従わない者があれば、私が彼に責任を問う。』と書かれています。
     イエス様は、この約束された預言者こそ、ご自身であることを弟子たちに教えられたのです。
     それ故イエス様の語られたことは、父なる神様が授けられた言葉であることが分かります。
     そして、「それは、あなたが私に下さったみ言葉を、私が彼らに与えたからです。彼らはそれを受け入れ、私があなたから出て来たことを確かに知り、またあなたが私を遣わされたことを信じました。」と主イエス様は言われましたが、これはすでに成就したことなのです。
     それは、最後の晩餐中、弟子たちの質問に対して、主がお答えになられた時なのです。
    「私が道であり、真理であり、いのちなのです。私を通してでなければ、だれひとり父のみもとに来ることはありません。あなたがたは、もし私を知っていたなら、父をも知っていたはずです。しかし、今や、あなたがたは父を知っており、また、すでに父を見たのです。
     私を見た者は、父を見たのです。私があなたがたに言うことばは、私が自分から話しているのではありません。私のうちにおられる父が、ご自分のわざをしておられるのです。私が父におり、父が私におられると私が言うのを信じなさい。」と言われた通りです。
     そして、主イエス様が言われた「あなたが私に下さったもの」とは具体的に何なのかと言いますと、それは「永遠のいのち」なのです。
     主イエス様は、大声でユダヤ人の指導者たちに言われました。
    「私を信じる者は、私ではなく、私を遣わした方を信じるのです。また、私を見る者は、私を遣わした方を見るのです。
     私は光として世に来ました。私を信じる者が、だれもやみの中にとどまることのないためです。私は世をさばくために来たのではなく、世を救うために来たからです。
     私は、父の命令が永遠のいのちであることを知っています。それゆえ、私が話していることは、父が私に言われたとおりを、そのままに話しているのです。」と。
     そして今日のメッセージタイトル、「あなたから出たみ言葉」とは、生ける神であられるご自身のことなのです。
     そしてその生ける言葉に、永遠のいのちが宿っているのです。永遠のいのちこそが、最大のプレゼントなのです。
     使徒ヨハネは、
    『初めからあったもの、私たちが聞いたもの、目で見たもの、じっと見、また手でさわったもの、すなわち、いのちの言葉について、このいのちが現われ、私たちはそれを見たので、そのあかしをし、あなたがたにこの永遠のいのちを伝えます。すなわち、御父と共にあって、私たちに現わされた永遠のいのちです。』と証している通りなのです。
     主イエス様を信じる者は、永遠のいのちを持ってます。いや、主イエス様を信じる者は、主ご自身を持っているのです。
    そして主イエス様が語られた神の言葉こそが、永遠のいのちに至る道であって、その言葉を口で告白する時、思い巡らす時、私たちは、主から常に、永遠のいのちを補充していただいていることになるのです。》

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