◇◆◇日々のみ言葉
2019年2月4日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き7章55節~56節】
7:55 しかし、聖霊に満たされていたステパノは、天を見つめ、神の栄光と、神の右に立っておられるイエスとを見て、
7:56 こう言った。「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます。」
◎ショートメッセージ
《「かたくなで、心と耳とに割礼を受けていない人たち。あなたがたは、先祖たちと同様に、いつも聖霊に逆らっているのです。
あなたがたの先祖が迫害しなかった預言者がだれかあったでしょうか。彼らは、正しい方が来られることを前もって宣べた人たちを殺したが、今はあなたがたが、この正しい方を裏切る者、殺す者となりました。
あなたがたは、御使いたちによって定められた律法を受けたが、それを守ったことはありません。」
議会に集まっていた議員たちはこれを聞いて、はらわたが煮え返る思いで、ステパノに向かって歯ぎしりをしました。
なぜなら、「真実」であったからです。
聖霊は、いつも真実に目を向けさせます。そして聖霊は、悔い改めに導くのです。しかし、ユダヤの指導者たちは、それとは反対に、怒り狂ったのです。
そしてその時のことです。ステパノは、幻を見たのです。
議会はおもに大祭司の邸宅において開かれたと思われますが、この時、他の人たちには見えませんでしたが、ステパノの目には、はっきりと、大空が開き、父なる神の栄光と、神の右に立っておられるイエス様を見たのです。
主イエス様は、復活し昇天された後には、父なる神様の右の座に座しておられます。
パウロは、
『神は、その全能の力をキリストのうちに働かせて、キリストを死者の中からよみがえらせ、天上においてご自分の右の座に着かせて、すべての支配、権威、権力、主権の上に、また、今の世ばかりでなく、次に来る世においてもとなえられる、すべての名の上に高く置かれました。(エペソ人への手紙1:20~1:21)』と書いています。
いつもは右の座に座しておられるイエス様が、何と立ち上がってステパノにスタンディングオーベションを送っているのです。
ステパノは、大声で確信に満ちあふれて、はっきりと宣言します。
「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます。」
これがステパノのメッセージの最後の言葉となるのです。
「見なさい。」
この言葉を、サウロ(後のパウロ)が直に耳に聞いたことは、間違いありません。彼がその場に居合わせたからこそ、ステパノのメッセージの全文が残されているのです。
真にサウロが神様の選びの器であったことは、このことからも立証されるのです。
神様は、何時も先回りして計画され、すべてを備えておられるのです。》