◇◆◇日々のみ言葉
2019年2月7日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き7章57節~58節】
7:57 人々は大声で叫びながら、耳をおおい、いっせいにステパノに殺到した。
7:58 そして彼を町の外に追い出して、石で打ち殺した。証人たちは、自分たちの着物をサウロという青年の足もとに置いた。
◎ショートメッセージ
《ユダヤ最高議会の宗教裁判。
かつて主イエス様も、同じ場所において二回にわたって宗教裁判をお受けになりました。しかもその時には、すでに刑は死罪だと決められていたのです。
主イエス様と同じように、誰も弁護人のいないその場所に、ステパノは立っています。
しかし、聖霊に満たされていたステパノは、天を見つめ、神の栄光と、神の右に立っておられる主イエス様とを見て、力強く確信に満ち溢れた声で、指を天に向けて、こう言ったのです。
「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます。」
ついに議会は、もはや議会ではなく、烏合の衆と変わり果てました。彼らは怒りに満ちあふれ、ステパノに殺到したのです。
ルカは、この場面を詳しく書き記してはいませんが、ステパノはイエス様と同じような扱いを受けたと私は確信するのです。
マルコの福音書には、
『 大祭司は、さらにイエスに尋ねて言った。
「あなたは、ほむべき方の子、キリストですか。」
そこでイエスは言われた。
「わたしは、それです。人の子が、力ある方の右の座に着き、天の雲に乗って来るのを、あなたがたは見るはずです。」
すると、大祭司は、自分の衣を引き裂いて言った。
「これでもまだ、証人が必要でしょうか。あなたがたは、神をけがすこの言葉を聞いたのです。どう考えますか。」
すると、彼らは全員で、イエスには死刑に当たる罪があると決めた。そうして、ある人々は、イエスにつばきをかけ、御顔をおおい、こぶしでなぐりつけ、「言い当てて見ろ。」などと言ったりし始めた。また、役人たちは、イエスを受け取って、平手で打った。(マルコの福音書14:61後半~14:65)』と書かれています。
主イエス様を十字架につける為に画策した大祭司や祭司長たちは、ポンテオ・ピラトにこう言いました。
ヨハネの福音書によりますと、
『「もしこの人が悪いことをしていなかったら、私たちはこの人をあなたに引き渡しはしなかったでしょう。」
そこでピラトは彼らに言った。
「あなたがたがこの人を引き取り、自分たちの律法に従ってさばきなさい。」
ユダヤ人たちは彼に言った。
「私たちには、だれを死刑にすることも許されてはいません。」(ヨハネの福音書18:30~18:31抜粋)』
何と言う偽善でしょうか。
このように言った彼らは、自分たちの律法によって、いや、ねたみと主イエス様に対する反逆心を持って、エルサレム市外にある石打ち場にステパノを連れて行ったのです。
この時、石を最初に投げる者が必要とされます。間違いなく、大祭司の誰かが最初の一投を行なったのです。
明日も同じ箇所になります。》