◇◆◇日々のみ言葉
2019年2月16日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き8章5節】
8:5 ピリポはサマリヤの町に下って行き、人々にキリストを宣べ伝えた。
◎ショートメッセージ
《ピリポと言う名前の人物は、聖書の中に二人登場します。
一人は、十二使徒の中のピリポです。
ヨハネの福音書によれば、
『その翌日、イエスはガリラヤに行こうとされた。そして、ピリポを見つけて
「私に従って来なさい。」と言われた。
ピリポは、ベツサイダの人で、アンデレやペテロと同じ町の出身であった。彼はナタナエルを見つけて言った。
「私たちは、モーセが律法の中に書き、預言者たちも書いている方に会いました。ナザレの人で、ヨセフの子イエスです。」
ナタナエルは彼に言った。
「ナザレから何の良いものが出るだろう。」
ピリポは言った。
「来て、そして、見なさい。」(ヨハネの福音書1:43~1:46)』
と書かれていますように、おそらく主イエス様が、ヨハネとヤコブ、そしてアンデレとペテロの次に、使徒に選ばれた人物であり、彼は、すぐナタナエル(バルトロマイ)を仲間に加えることになります。
そして、もう一人は、
『その頃、弟子たちが増えるにつれて、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちが、ヘブル語を使うユダヤ人たちに対して苦情を申し立てた。彼らのうちのやもめたちが、毎日の配給でなおざりにされていたからである。
そこで、十二使徒は弟子たち全員を呼び集めてこう言った。
「私たちが神の言葉をあと回しにして、食卓のことに仕えるのはよくありません。そこで、兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせることにします。そして、私たちは、もっぱら祈りとみ言葉の奉仕に励むことにします。」
この提案は全員の承認するところとなり、彼らは、信仰と聖霊とに満ちた人ステパノ、およびピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、アンテオケの改宗者ニコラオを選び、この人たちを使徒たちの前に立たせた。(使徒の働き6:1~6:6前半)』
と書かれていますように、エルサレム初代教会の執事になったピリポです。
ルカが、ここに登場させたピリポは、後者であって、使徒ピリポではありません。この時には、十二使徒たち(マッテヤを含む)は、まだエルサレム市内に潜伏して留まっているからです。
さて、ピリポは、サマリヤの町に下って行き、人々に主イエス様を宣べ伝えたとあります。かつて、主ご自身もサマリヤを通ってエルサレムに巡礼されたことがありました。
その時に、ヤコブの井戸で一人の女を救いに導かれ、その女によって、サマリヤの町々に大きなリバイバルを起こされたことがあったのです。
ピリポは、当然聖霊に満たされていましたから、聖霊の導きによって、おそらく主イエス様を直に知っているサマリヤの人々の所に、再度遣わされたのかも知れません。
もしかしたら、主イエス様が導かれたヤコブの井戸の女にも会ったかも知れません。
そう考えたりしますと、本当に、神様の成される事は、すべてが良いことであり、またすべてのことが益となることを、改めて思い知らされます。》