◇◆◇日々のみ言葉
2019年2月17日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き8章6節~8節】
8:6 群衆はピリポの話を聞き、その行なっていたしるしを見て、みなそろって、彼の語ることに耳を傾けた。
8:7 汚れた霊につかれた多くの人たちからは、その霊が大声で叫んで出て行くし、大ぜいの中風の者や足のきかない者は直ったからである。
8:8 それでその町に大きな喜びが起こった。
◎ショートメッセージ
《ピリポはサマリヤの町に下って行き、人々にキリストを宣べ伝えました。
このピリポと言う名前の人物は、十二使徒のピリポではなく、エルサレム初代教会の執事として任命された者であることは、昨日学びました。
使徒の働きでは、
『その頃、弟子たちが増えるにつれて、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちが、ヘブル語を使うユダヤ人たちに対して苦情を申し立てた。彼らのうちのやもめたちが、毎日の配給でなおざりにされていたからである。
そこで、十二使徒は弟子たち全員を呼び集めてこう言った。
「私たちが神の言葉をあと回しにして、食卓のことに仕えるのはよくありません。そこで、兄弟たち。あなたがたの中から、御霊と知恵とに満ちた、評判の良い人たち七人を選びなさい。私たちはその人たちをこの仕事に当たらせることにします。そして、私たちは、もっぱら祈りとみ言葉の奉仕に励むことにします。」
この提案は全員の承認するところとなり、彼らは、信仰と聖霊とに満ちた人ステパノ、およびピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、アンテオケの改宗者ニコラオを選び、この人たちを使徒たちの前に立たせた。(使徒の働き6:1~6:6前半)』と書かれています。
何とピリポの名前が、最初の殉教者になったステパノの次に挙げられているのです。ステパノだけが、信仰と聖霊とに満ちていたのではなく、他の六名も皆、同じように「神の人」であったことが分かります。
さてピリポはサマリヤの町々に遣わされました。その派遣者は間違いなく聖霊なるお方です。
主イエス様も、バプテスマのヨハネから洗礼を授かった後、聖霊によって、荒野に導かれ、悪魔の試みを受けられたのです。
「群衆はピリポの話を聞き、その行なっていたしるしを見て、みなそろって、彼の語ることに耳を傾けた。汚れた霊につかれた多くの人たちからは、その霊が大声で叫んで出て行くし、大ぜいの中風の者や足のきかない者は直ったからである。」と、
ルカは書き記していますが、まず最初にピリポがしたことは、「福音」すなわち「良き知らせ」を語ったことです。
まず主イエス様のことを証したのです。み言葉を語ったのです。
真に、マルコの福音書に書かれた主イエス様の約束が成就したことになるのです。
『それから、イエスは彼らにこう言われた。
「全世界に出て行き、すべての造られた者に、福音を宣べ伝えなさい。信じてバプテスマを受ける者は、救われます。しかし、信じない者は罪に定められます。
信じる人々には次のようなしるしが伴います。すなわち、私の名によって悪霊を追い出し、新しい言葉を語り、蛇をもつかみ、たとい毒を飲んでも決して害を受けず、また、病人に手を置けば病人はいやされます。」
主イエスは、彼らにこう話されて後、天に上げられて神の右の座に着かれた。
そこで、彼らは出て行って、至る所で福音を宣べ伝えた。主は彼らと共に働き、み言葉に伴うしるしをもって、み言葉を確かなものとされた。(マルコの福音書16:15~16:20)』と書かれている通りです。
明日も同じ箇所からの続きとなります。》