◇◆◇日々のみ言葉
2019年2月25日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き8章17節】
8:17 ふたりが彼らの上に手を置くと、彼らは聖霊を受けた。
◎ショートメッセージ
《さて、エルサレム初代教会は最初の迫害を受けることになりました。しかしなぜか十二使徒たちはエルサレム市内に潜伏し留まっていたのです。
その理由については、様々な憶測が成り立ちますが、尾山令仁先生は「分からない」と言われています。
しかし、あえて考えるとしたら、聖霊によって足止めされたのではないでしょうか。
そして、執事ピリポによって、サマリヤの人々が神の言葉を受け入れたと言う報告がもたらされたのです。
それを聞いて、教会はペテロとヨハネを彼らの所へ遣わしたわけです。エルサレムに巡礼に行くことを、「都上り」と言いますから、エルサレムからは、すべての方向が下って行くことになるわけです。東京駅と同じ論理です。
それゆえペテロとヨハネは、下って行って、人々が聖霊を受けるように祈ったのです。
その理由は、「サマリヤの人々は主イエスの御名によってバプテスマを受けていただけで、聖霊がまだだれにも下っておられなかったからである。」と言うのです。
さて、ペテロとヨハネは、救われてまだ間もない人々を、一人ずつ座らせ、按手して祈りました。
すると、彼らに聖霊が降り、「聖霊のバプテスマ」を受けたのです。もちろんその証拠として、彼らは神を讃美し、異言を話だしたからです。
コルネリオの時もそうなるのです。しかし、この時には順序が逆になり、聖霊のバプテスマを受けてから、彼らはイエス・キリストの御名によるバプテスマを受けることになります。
使徒の働きでは、
『ペテロがなおもこれらの言葉を話し続けているとき、み言葉に耳を傾けていたすべての人々に、聖霊がお下りになった。割礼を受けている信者で、ペテロと一緒に来た人たちは、異邦人にも聖霊の賜物が注がれたので驚いた。彼らが異言を話し、神を賛美するのを聞いたからである。
そこでペテロはこう言った。
「この人たちは、私たちと同じように、聖霊を受けたのですから、いったいだれが、水をさし止めて、この人たちにバプテスマを受けさせないようにすることができましょうか。」
そして、イエス・キリストの御名によってバプテスマを受けるように彼らに命じた。彼らは、ペテロに数日間滞在するように願った。(使徒の働き10:44~10:48)』
コルネリオの場合には、ペテロは按手しておりません。しかしサマリヤの人々に対しては、ペテロとヨハネが按手して祈った時に、聖霊が降られたのです。
聖霊様は神様であられます。聖霊様はご自身の人格と意思をお持ちです。しかし、この時には、二人の祈りを通して、サマリヤの人々に降られ、「聖霊のバプテスマ」をお与えになられたのです。なぜなら、それが聖霊様の意思であったからです。
神様は、このように人を用いられます。同労者としての人を用い、御わざを成されるのです。
明日は先に行きましょう。》