• 日々のみ言葉 2019年3月2日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年3月2日(土)

    ◎聖書箇所【使徒の働き8章26節】
    8:26 ところが、主の使いがピリポに向かってこう言った。「立って南へ行き、エルサレムからガザに下る道に出なさい。」(このガザは今、荒れ果てている。)

    ◎ショートメッセージ
    《ペテロとヨハネは、おごそかに主イエス様の「十字架」と「復活」、そして「昇天」の真実を証し、また主イエス様が教えられたみ言葉を語って後、エルサレムへの帰途につきました。そして、その時に立ち寄った、サマリヤ人の多くの村でも、福音を宣べ伝えたのです。

     ピリポと、エルサレムから行動を共にしたと思われる、もう一人の執事は、サマリヤの町に残ったのです。

     ところが、主の使いがピリポに現われたのです。

    「立って南へ行き、エルサレムからガザに下る道に出なさい。」

     主の使いとは、御使いのことであり、おそらくガブリエルかと思われます。
     ピリポは、リバイバルが起こされたサマリヤの村に留まって、信仰を抱いた間もない信徒たちの世話をしようと思っていたはずです。

     そこへ、その村から離れるよう、御使いが告げたわけです。

     ここでも、もう一人の執事が存在していた可能性が考えられます。なぜならこの時には、ピリポだけが遣わされるわけですから。
     残して行かなければならない、サマリヤの信徒たちを任せる者がいたとしたら、ピリポは安心してガザに下ることが出来るからです。

     ガザとは、かつてのペリシテの5大都市の一つであって、地中海近く、最南端に位置する大都市でした。
     しかし、紀元前63年ローマのポンペイウスはシリヤの管轄下におき、紀元前57年ローマのシリヤ総督は町をそれまでよりさらに南方へ、すなわち地中海沿岸に移動させ、建設したのです。
     それ以来、それまでの町は「荒れ果てたガザ」と呼ばれるようになったわけです。

     ここに、下って行けと御使いは言うのです。

     この時にも、その目的や理由は、ピリポには教えられてはいません。しかし、重要な何かがあるからこそ、御使いは、主イエス様の命令を伝えに来たのです。

     主の僕(しもべ)に求められることは、「従う」ことなのです。それが非常に大切なのです。

     確かにサマリヤの人々の信仰の成長は不安で心配でしたが、仲間が、そして主イエス様が守って下さるはずです。

     ピリポは、前を向いてガザに向かって行ったのです。》

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