◇◆◇日々のみ言葉
2019年3月4日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き8章29節】
8:29 御霊がピリポに「近寄って、あの馬車と一緒に行きなさい。」と言われた。
◎ショートメッセージ
《エルサレム教会から遣わされた、使徒ペテロとヨハネが帰って行った後のことです。
ピリポは、サマリヤの町に残って、「聖霊のバプテスマ」を受けたばかりの信徒たちの面倒を見ようとしていましたが、
「立って南へ行き、エルサレムからガザに下る道に出なさい。」と、御使いが現われ、ピリポに告げたのです。
そこで、ピリポは、すぐさま御使いの言葉に従って、立ってガザへ出かけたのです。
するとそこへ、一台の馬車がエルサレムの方向からやって来ました。
ルカは、『エチオピヤ人の女王カンダケの高官で、女王の財産全部を管理していた宦官のエチオピヤ人がいた。彼は礼拝のためエルサレムに上り、いま帰る途中であった。彼は馬車に乗って、預言者イザヤの書を読んでいた。』と書き記していますが、このことはまだピリポには隠されたままです。
その時、御霊がピリポに語られたのです。
ここに、主イエス様からのお言葉の二つの伝達方法が書かれています。
一つは、「主の使い(御使い)」によってです。
主の母マリヤの婚約者であったヨセフには、夢を通して御使いが現われたことになっていますが、実際には、夢のような「白昼夢」であった可能性が高いと思われます。
マグダラのマリヤに、そしてオリーブ山において、主イエス様が昇天された時に、現われた二人の御使いのように、現実に見える形で、神様のご意思を伝えた場合です。
「立って南へ行き、エルサレムからガザに下る道に出なさい。」と言われたことは、直接ピリポに御使いが現われて伝えたことです。
そしてもう一つは、御霊が語られる場合です。
一般的に言いまして、このケースが多いことは間違いありません。なぜならイエス・キリストを主と告白し、信じ、心の奥底に向かい入れた信徒には、聖霊様が内住されておられるからです。
内住された聖霊様は、その人の霊に直接働きかけ、また語られるのです。
この時には、聖霊様(御霊)がピリポの霊に語られたのです。
「近寄って、あの馬車と一緒に行きなさい。」
今、その馬車がかなりのスピードでピリポの前を通り抜けようとしています。考えている余裕はありません。なぜならピリポは徒歩だからです。
明日は、続きを学びます。》