◇◆◇日々のみ言葉
2019年3月14日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き9章3節~4節】
9:3 ところが、道を進んで行って、ダマスコの近くまで来たとき、突然、天からの光が彼を巡り照らした。
9:4 彼は地に倒れて、「サウロ、サウロ。なぜ私を迫害するのか。」という声を聞いた。
◎ショートメッセージ
《さてサウロは、なおも主の弟子たちに対する脅かしと殺害の意に燃えて、大祭司カヤパのところに行きました。
そしてダマスコの諸会堂にいるユダヤ人指導者あての手紙を書いてくれるように頼んだのです。
それは、この道の者であれば男でも女でも、見つけ次第縛り上げてエルサレムに引いて来るためであったと言うわけです。
ここから会堂管理者は、ユダヤ人の指導的立場に置かれていたことが分かります。
十二歳になった一人娘を、主イエス様によって生き返らせていただいたヤイロは、重要な地位に着いていたことが分かります。
さて、サウロとお供の兵士たちがダマスコの近くまで来たとき、突然、天からの光が彼を巡り照らしたのです。
この光を兵士たちが見たのかどうかは、詳しく書かれていませんが、私は見たと思っています。
なぜなら、サウロだけでなく、エルサレムから行動を共にして来た兵士たちも、主イエス様に取っては「尊い掛け替えのない存在」であり、彼らの為にも十字架にかかられたのです。
「サウロ、サウロ。なぜ私を迫害するのか。」
この声は、サウロだけに聞こえたのでしょうか。
いいえ。
『同行していた人たちは、声は聞こえても、だれも見えないので、ものも言えずに立っていた。(使徒の働き5:7)』
と書かれてありますから、兵士たちが、この声を聞いたことは確かです。
かつて、同じように父なる神様が、イエス様と弟子たちに聞こえるように語られたことがあります。
ヨハネの福音書によりますと、
『「父よ。御名の栄光を現わして下さい。」
そのとき、天から声が聞こえた。
「私は栄光をすでに現わしたし、またもう一度栄光を現わそう。」
そばに立っていてそれを聞いた群衆は、雷が鳴ったのだと言った。他の人々は、「御使いがあの方に話したのだ。」と言った。
イエスは答えて言われた。
「この声が聞こえたのは、私のためにではなくて、あなたがたのためにです。」(ヨハネの福音書12:28~12:30)』と書かれています。
よって、サウロに聞こえたイエス様の声は、他の者たちの為でもあることが分かります。ただし彼らが信じるか信じないかは、別なのですが。
この者たちの中に、やがてパウロの同士となる者が生まれていたとしたら、と私は勝手に思ってしまいますが、テーブルから落ちたパンくずにあやかる子犬のような者もいるのではないでしょうか。
なぜなら筆者である私こそが、その子犬であるからです。
私たちが救われたことは、間違いなく神様の圧倒的な恵みなのですから。》