◇◆◇日々のみ言葉
2019年3月19日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き9章10節~12節】
9:10 さて、ダマスコにアナニヤという弟子がいた。主が彼に幻の中で、「アナニヤよ。」と言われたので、「主よ。ここにおります。」と答えた。
9:11 すると主はこう言われた。「立って、『まっすぐ』という街路に行き、サウロというタルソ人をユダの家に尋ねなさい。そこで、彼は祈っています。
9:12 彼は、アナニヤという者がはいって来て、自分の上に手を置くと、目が再び見えるようになるのを、幻で見たのです。」
◎ショートメッセージ
《ダマスコには、アナニヤという主イエス様の弟子がいました。主イエス様が彼に幻の形で現われたのです。と言うことは、アナニヤは主を直に知っていたことになります。
なぜならパウロは、その声を聞いた時に、「主よ。あなたはどなたですか。」と質問しています。
しかしアナニヤは、「アナニヤよ。」と呼びかけられた時に、彼は、「主よ。ここにおります。」と答えたからです。
もし主イエス様を知らなければ、イエス様の声も姿も分からなかったに違いないからです。この幻は、夢の中ではなく、まさしく「白昼夢」すなわち、現実のように思えるほどのリアルな映像として、アナニヤの前に映し出されたに違いありません。
そうです。ステパノが殉教する直前に、主イエス様の御姿を見たようにです。
「見なさい。天が開けて、人の子が神の右に立っておられるのが見えます。」
ところで、アナニヤは、何時から主イエス様の弟子になっていたのでしょうか。
一番考えられますことは、主イエス様ご自身の公生涯の伝道によって救われ、十字架にかけられる以前に、すでに弟子になっていたことです。そして復活のイエス様に出会った可能性も高いと思われるのです。
パウロはこのように書き記しています。
『私があなたがたに最も大切なこととして伝えたのは、私も受けたことであって、次のことです。
キリストは、聖書の示すとおりに、私たちの罪のために死なれたこと、また、葬られたこと、また、聖書に従って三日目によみがえられたこと、また、ケパに現われ、それから十二弟子に現われたことです。
その後、キリストは五百人以上の兄弟たちに同時に現われました。その中の大多数の者は今なお生き残っていますが、すでに眠った者もいくらかいます。
その後、キリストはヤコブに現われ、それから使徒たち全部に現われました。そして、最後に、月足らずで生まれた者と同様な私にも、現われてくださいました。(第Ⅰコリント15:3~15:8)』
つまりこの中の「五百人以上の兄弟たちに同時に現われ」た中に、アナニヤが存在していたのではないか、と言うことです。この時には、まだ聖霊は降っておられません。しかし五百人以上の弟子たちが存在していたことは真実なのです。
そしてサウロがやって来た時には、神様の摂理によって、彼はダマスコに戻っていたのです。使命の為に。
明日も同じ箇所から考えたいと思います。》