◇◆◇日々のみ言葉
2019年3月21日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き9章13節~16節】
9:13 しかし、アナニヤはこう答えた。「主よ。私は多くの人々から、この人がエルサレムで、あなたの聖徒たちにどんなにひどいことをしたかを聞きました。
9:14 彼はここでも、あなたの御名を呼ぶ者たちをみな捕縛する権限を、祭司長たちから授けられているのです。」
9:15 しかし、主はこう言われた。「行きなさい。あの人は私の名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、私の選びの器です。
9:16 彼が私の名のために、どんなに苦しまなければならないかを、私は彼に示すつもりです。」
◎ショートメッセージ
《「アナニヤよ。」
「主よ。ここにおります。」
「立って、『まっすぐ』という街路に行き、サウロというタルソ人をユダの家に尋ねなさい。そこで、彼は祈っています。彼は、アナニヤという者がはいって来て、自分の上に手を置くと、目が再び見えるようになるのを、幻で見たのです。」
「主よ。私は多くの人々から、この人がエルサレムで、あなたの聖徒たちにどんなにひどいことをしたかを聞きました。彼はここでも、あなたの御名を呼ぶ者たちをみな捕縛する権限を、祭司長たちから授けられているのです。」
このアナニヤの言葉から、彼は、サウロによってエルサレム教会に起こった大きな迫害が起きる前には、すでにダマスコに戻っていたことが分かります。
アナニヤが、何時主の弟子になったのかについては、イエス様の直接の伝道によって、十字架にかけられる以前から、すでに弟子になっていた可能性が非常に高いと言うことはすでに学んだ通りです。
そして、主イエス様が復活された時に、ダマスコから「過越の祭」に巡礼に来ていて、主イエス様が五百人以上の人々に同時に現われた時には、その場に居合わせた可能性も高いと言うことでした。
そしてアナニヤは、サウロがユダヤ兵を引き連れて、信徒たちを捕縛する為にダマスコに向かったことを、すでに知っていたのです。
携帯電話のような便利な通信手段がない時代にも関わらず、その知らせはすでに、ダマスコに潜む信徒たちに、行き渡っていたのです。
主イエス様は、引き続きアナニヤに、このように言われたのです。
「行きなさい。あの人は私の名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、私の選びの器です。彼が私の名のために、どんなに苦しまなければならないかを、私は彼に示すつもりです。」
このお言葉を聞いた時に、間違いなくアナニヤは、恐れを覚えたに違いないのです。主イエス様のお言葉を信じても良いのか、あるいは信じるとしても、ダマスコの会堂に行くべきなのか、躊躇したはずだからです。
なぜなら、それが人間だからです。
しかしアナニヤは「復活の主イエス様」にお会いしていたのです。だからこそ彼は、自分の思いよりも、主の思いを優先し、勇気を出してダマスコのユダヤ人の会堂に向かって行ったのです。
もちろんこの時には、アナニヤは聖霊様に満たされていたと確信します。》