• 日々のみ言葉 2019年3月27日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年3月27日(水)

    ◎聖書箇所【使徒の働き9章21節~22節】
    9:21 これを聞いた人々はみな、驚いてこう言った。「この人はエルサレムで、この御名を呼ぶ者たちを滅ぼした者ではありませんか。ここへやって来たのも、彼らを縛って、祭司長たちのところへ引いて行くためではないのですか。」
    9:22 しかしサウロはますます力を増し、イエスがキリストであることを証明して、ダマスコに住むユダヤ人たちをうろたえさせた。

    ◎ショートメッセージ
    《サウロは、主イエス様が真の救い主であることを確信すると、ただちに、ダマスコの諸会堂で、イエス様こそ神の子であると宣べ伝え始めたのです。

     それを聞いたユダヤ人たちは、みな驚いたのです。
    「この人はエルサレムで、この御名を呼ぶ者たちを滅ぼした者ではありませんか。」

     この言葉から、エルサレムにおけるサウロの迫害が、いかに尋常でなかったことが分かります。
     ステパノの事件が起きる前には、何と救われた男性の数でも、ゆうに五千人を遙かに越えていたのです。
     またユダヤ社会は基本的に、男性社会ですから、家長である一家の主人が信仰を持ったとしたら、その妻も子供たちも従うことが当然でした。
     しかし、これは決して悪い習慣ではなく、より良い方向を向くならば、家族を正しい道に導くことが出来ました。(最も、この背景には、ほぼ全員がモーセ五書を幼い頃から親しみ、暗誦出来ると言う絶対的な土台があったからです。)

     その信徒たちが、皆エルサレムを追い出され、ある者は捕らえられ殺されたのです。

     そして、
    「ここへやって来たのも、彼らを縛って、祭司長たちの所へ引いて行くためではないのですか。」とも言いました。

     つまりダマスコの諸会堂のユダヤ人たちには、エルサレムから討伐隊が出発したことの連絡が、すでになされていた事実が分かるのです。
     しかもその指揮を取る隊長は、今目の前にて、イエスの御名を宣べ伝えているサウロ本人なのです。

    「しかしサウロはますます力を増し」たと言うことは、聖霊様の油注ぎが滝のごとく降り注がれていたからです。

     そして、イエスが約束されたキリストであることを証明して、ダマスコに住むユダヤ人たちをうろたえさせたのです。

     ここで「うろたえさせた」と言うことは、彼らはその真偽を計ったと言うことです。

     もしかしたら、何かのまじないか薬によって踊らされているのではないか、あるいは気が触れたのか、あるいは多くの人々を滅ぼした呪いではないか、とも考え、おそらくサウロを正気に戻そうと試みたはずですし、いったい何が起こったのか、問いただしたはずなのです。

     その時サウロは、復活の主と出会ったことを証し、自分の身に起こったことを、力強く説明したと思われるのです。》

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