◇◆◇日々のみ言葉
2019年4月6日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き9章32節~35節】
9:32 さて、ペテロはあらゆる所を巡回したが、ルダに住む聖徒たちのところへも下って行った。
9:33 彼はそこで、八年の間も床に着いているアイネヤという人に出会った。彼は中風であった。
9:34 ペテロは彼にこう言った。「アイネヤ。イエス・キリストがあなたをいやしてくださるのです。立ち上がりなさい。そして自分で床を整えなさい。」すると彼はただちに立ち上がった。
9:35 ルダとサロンに住む人々はみな、アイネヤを見て、主に立ち返った。
◎ショートメッセージ
《さて、一昨日、そして昨日と同じ箇所からとなります。
シモン・ペテロは、十二使徒のリーダーとして、そして、主イエスの御名を信じる教会の指導者として、あらゆる所を巡回していました。
この頃には、ローマの支配下にある多くの国々に、主の教会が立てあげられていたからです。
以前は、十二使徒は、二人一組でおもに行動していましたが、この頃には、数多くの教会が存在していた為、十二使徒は、他の弟子たちと組み、十二チームとして、巡回していたのです。
もちろんペテロも一人ではなく、他の弟子と、通訳者ヨハネ・マルコを伴にしていました。
そのチームが、ルダ、つまりヨッパの南東約18キロ離れた、シャロン平野とアヤロン峡谷との境にある町に遣わされて来たのです。
これは決して偶然ではありません。
アイネヤの祈りを主イエス様が聞かれたからであり、またルダにいる弱った多くの信徒たちを勇気づけ、そして信仰を刷新する為でもありました。
アイネヤが寝かされている部屋に入ったペテロは、こう言ったのです。
「アイネヤ。イエス・キリストがあなたをいやしてくださるのです。立ち上がりなさい。そして自分で床を整えなさい。」
この言葉に聞き覚えはないでしょうか。
そうです。
カペナウムにおいて、主イエス様が中風の人を癒やされた時の言葉と全く同じなのです。それゆえ、あの出来事は、シモン・ペテロの家で起こったことは、疑いのないことなのです。
マタイによりますと、
『イエスは舟に乗って湖を渡り、自分の町に帰られた。すると、人々が中風の人を床に寝かせたままで、みもとに運んで来た。イエスは彼らの信仰を見て、中風の人に、
「子よ。しっかりしなさい。あなたの罪は赦された。」と言われた。
すると、律法学者たちは、心の中で、
「この人は神をけがしている。」と言った。
イエスは彼らの心の思いを知って言われた。
「なぜ、心の中で悪いことを考えているのか。『あなたの罪は赦された。』と言うのと、『起きて歩け。』と言うのと、どちらがやさしいか。人の子が地上で罪を赦す権威を持っていることを、あなたがたに知らせるために。」
こう言って、それから中風の人に、
「起きなさい。寝床をたたんで、家に帰りなさい。」と言われた。
すると、彼は起きて家に帰った。(マタイの福音書9:1~9:7)』と書かれています。
さて、アイネヤは、ペテロの言葉を聞くと、ただちに立ち上がりました。それを見た人々はみな驚き、神様を褒め称え、主への信仰に立ち返ったのです。
彼が、立ち上がって歩き出した姿を見たのは、ルダの人々だけでなく、サロンに住む人々も見ることになります。まさに生きた証ではありませんか。
これがリバイバルなのです。》