◇◆◇日々のみ言葉
2019年4月7日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き9章36節~37節】
9:36 ヨッパにタビタ(ギリシヤ語に訳せば、ドルカス)という女の弟子がいた。この女は、多くの良いわざと施しをしていた。
9:37 ところが、そのころ彼女は病気になって死に、人々はその遺体を洗って、屋上の間に置いた。
◎ショートメッセージ
《さて、教会の指導者であり、使徒のリーダーであるペテロはあらゆる所を巡回しましたが、ルダに住む聖徒たちのところへも下って行きました。
これは、ルダにも、主イエス様を信じる群れが早くから集まっていたことを、ペテロは、以前から耳にしていたからです。
ペテロは、そこで、中風で八年もの間、寝たきりのアイネヤという人に出会ったのです。
出会ったと言うよりは、ルダの信者たちが、ペテロにいやしの祈りをしてもらう為に、アイネヤの所に連れて行ったと言うことの方が、事実だと思われます。
かつて、カペナウムのシモン・ペテロの家において、四人の男によって床のまま運ばれて来た中風の人をイエス様がいやされたことがありました。
主イエス様は、その男を何としても癒やしてもらおうとして屋根を壊し、床をつり下ろした四人の男たちの信仰を見て、彼をいやされたのです。
寝たきりの人を介護することは、大変なことは、昔も今も同じなのです。
ペテロは、
「アイネヤ。イエス・キリストがあなたをいやしてくださるのです。立ち上がりなさい。そして自分で床を整えなさい。」と言いました。
すると彼はただちに立ち上がったのです。
もちろん、これは奇跡であって、シモン・ペテロを通して、主イエス様の霊である聖霊様がいやされたのです。
ルダとサロンに住む人々は皆、歩き回っているアイネヤを見て、主イエス様への信仰を新たにされたのです。
すぐに、その素晴らしく喜ばしい報告が、近くの町であるヨッパ、すなわち今現在のテル・アビブまでにもたらされたのです。
そこには、主の素晴らしい器がいました。ギリシャ語ではドルカスと言い、その意味は「かもしか」です。そしてそのギリシャ語をアラム語読みにしますとタビタになります。
このことから、彼女はユダヤ人でありながら、ギリシャ国籍を持っていたことが分かります。また新約聖書において、唯一「女の弟子」として、認められている人物でもありました。
そのドルカスが、病気になって死んでしまったのです。彼女を愛する人々はその遺体を洗って、屋上の間に置いたと言うのです。
ドルカスは多くのやもめたちの面倒を見ていました。もしかしたら彼女自身もやもめであったかも知れません。よって「人々」とは、やもめたちのことを指し示します。》