◇◆◇日々のみ言葉
2019年4月11日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き9章40節~41節】
9:40 ペテロはみなの者を外に出し、ひざまずいて祈った。そしてその遺体のほうを向いて、「タビタ。起きなさい。」と言った。すると彼女は目をあけ、ペテロを見て起き上がった。
9:41 そこで、ペテロは手を貸して彼女を立たせた。そして聖徒たちとやもめたちとを呼んで、生きている彼女を見せた。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所になります。
ペテロが、屋上の間にいた人々を外に出しました。これはどのようなことなのでしょうか。
イエス様がヤイロの娘を生き返らせた時は、娘の部屋に入ることを許されたのは、ヤイロとその妻、そしてペテロとゼベタイの子ヤコブとヨハネだけでした。
とすると、タビタの場合には、親や子どもがいないことが考えられ、そして彼女も、夫に先立たれ一人残されたやもめであることは、かなり可能性は高いと思われるのです。
さてシモン・ペテロは、何を祈ったのでしょうか。
これは推測するしかないのですが、私は、ペテロは主イエス様のお言葉を思い出して、祈ったのではないでしょうか。
『「まことに、まことに、あなたがたに告げます。私を信じる者は、私の行なうわざを行ない、またそれよりもさらに大きなわざを行ないます。私が父のもとに行くからです。
また私は、あなたがたが私の名によって求めることは何でも、それをしましょう。父が子によって栄光をお受けになる為です。
あなたがたが、私の名によって何かを私に求めるなら、私はそれをしましょう。」(ヨハネの福音書14:12~14:14)』と、イエス様が言われた言葉をです。
祈っているうちに、ペテロは聖霊に満たされ、タビタの方を向いて、イエス様がかつてヤイロの娘に、「タリタ、クミ(少女よ。起きなさい)」と言われたように、
「タビタ。起きなさい。」と言ったのです。
すると彼女は目をあけ、ペテロを見て起き上がったのです。
つまり、死んでいた体であっても、その耳を通して、彼女の霊は聞いていることが分かります。
この時、もし私でしたら、きっと飛び上がって驚愕すると思います。しかしペテロは落ち着いており、タビタに手を貸し、彼女を立たせたのです。
そしてヨッパの聖徒たちとやもめたちとを呼んで、生きている彼女を見せたのです。
「ごらん。タビタは、主イエス様が生き返らせて下さった。」と。
ペテロの、この信仰はどこから来るのでしょうか。私たちは、何か奇跡が起きますと、驚くのです。と言うことは、主イエス様が、まことの神様であられ、今も生きておられることを、本当に、そして真剣に、実のところは信じていないのではないでしょうか。》