◇◆◇日々のみ言葉
2019年4月12日(金)
◎聖書箇所【使徒の働き9章42節~43節】
9:42 このことがヨッパ中に知れ渡り、多くの人々が主を信じた。
9:43 そして、ペテロはしばらくの間、ヨッパで、皮なめしのシモンという人の家に泊まっていた。
◎ショートメッセージ
《ドルカスのよみがえりのまとめとなります。
『ヨッパにタビタ(ギリシヤ語に訳せば、ドルカス)という女の弟子がいた。この女は、多くの良いわざと施しをしていた。
ところが、その頃彼女は病気になって死に、人々はその遺体を洗って、屋上の間に置いた。
ルダはヨッパに近かったので、弟子たちは、ペテロがそこにいると聞いて、人をふたり彼の所へ送って、「すぐに来て下さい。」と頼んだ。
そこでペテロは立って、一緒に出かけた。ペテロが到着すると、彼らは屋上の間に案内した。
やもめたちはみな泣きながら、彼のそばに来て、ドルカスが一緒にいた頃、作ってくれた下着や上着の数々を見せるのであった。
ペテロはみなの者を外に出し、ひざまずいて祈った。そしてその遺体のほうを向いて、「タビタ。起きなさい。」と言った。すると彼女は目をあけ、ペテロを見て起き上がった。
そこで、ペテロは手を貸して彼女を立たせた。そして聖徒たちとやもめたちとを呼んで、生きている彼女を見せた。(使徒の働き9:36~9:41)』
数日間にわたり、タビタ(ドルカス「かもしか」と言う意味)のよみがえりについて学んで来ました。
ここから私たちは、何を学ぶべきなのでしょうか。それは、神様は、すべてのことを益と変えて下さるお方であることをです。
パウロは、
『神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益として下さることを、私たちは知っています。(ローマ人への手紙8:28)』と、確信を持って勧めています。
神様のみ心は、使徒のリーダーであるシモン・ペテロの働きを通して、彼女をよみがえらせることであり、またそのことによって、ヨッパに住む多くの者が、主イエス様を心から信じ、救われ、永遠のいのちに預かることにありました。
よって、タビタ(ドルカス)がよみがえる為には、死ななければならなかったのです。主イエス様が復活する為には、十字架にかからなければならなかったように。
ヨッパの人々は、ペテロを信じたのではありません。ペテロが宣べ伝えている「主イエスの御名」を信じたのです。
さて、ルカは、「ペテロはしばらくの間、ヨッパで、皮なめしのシモンという人の家に泊まっていた。」と書き記しています。
何と驚くことに、今現在においても、「皮なめしのシモン」の家が現存しています
なぜ、ペテロはヨッパに残っていたのでしょうか。
それは、タビタのよみがえりの奇跡を通して、主イエス様を信じ、救われた者たちにイエス様が語られた教えを、正確に伝える為であったと思われます。
また、皮なめしのシモンの家に留まることこそが、主イエス様のみ心、かつご計画であって、この後、異邦人コルネリオの救いにつながって行くことになるのです。
さて、明日からは「使徒の働き」の学びも、第10章に入ります。》