◇◆◇日々のみ言葉
2019年4月16日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き10章4節~6節】
10:4 彼は、御使いを見つめていると、恐ろしくなって、「主よ。何でしょうか。」と答えた。すると御使いはこう言った。「あなたの祈りと施しは神の前に立ち上って、覚えられています。
10:5 さあ今、ヨッパに人をやって、シモンという人を招きなさい。彼の名はペテロとも呼ばれています。
10:6 この人は皮なめしのシモンという人の家に泊まっていますが、その家は海べにあります。」
◎ショートメッセージ
《ルカは、コルネリオが救われることについて、多くのページを割いていますが、それほどに重要な出来事だと言えるのです。
さて、コルネリオが、いつものように、午後三時の祈りを神様にしていた時のことです。
突然、彼の目の前に御使いが現われたのです。この時、部屋にはコルネリオしかいませんでした。
当時のユダヤ社会において、御使いの現われは、かなり頻繁にあったようです。しかし彼は、異邦人であって、しかもローマ市民であり、またローマ軍の百人隊長なのです。
当時のローマは、皇帝崇拝と共に、ギリシャ神話から来たゼウスの神を信じていたのです。そのような状況下にあって、なぜ彼がユダヤ人が信じる神様を信じることに至ったのかは、分かりかねますが、一番考えられますことは、最初に彼の妻が信仰を持ち、そして子どもたちが信仰を持ち、最後に彼が信じたのではないでしょうか。
神様は本当に不思議なことを成されるのです。主イエス様は、ユダヤ人だけの為に、十字架にかかられたのではありません。すべての人の為に身代わりとなられたのです。
「コルネリオ」
彼は、この時初めて御使いを見たかと思われます。また現実として、異邦人にこのような形で御使いが現われたことも、もしかしたら最初のことかも知れないのです。
彼は、ローマ軍の百人隊長なのです。普通、このような超自然的な存在が現われたとしたら、恐ろしくなって震え上がり、倒れて死んだようになるのですが、そこは指揮官としての、平常心と勇気をも併せ持っていたのです。彼は恐れながらも言います。
「主よ。何でしょうか。」
「あなたの祈りと施しは神の前に立ち上って、覚えられています。さあ今、ヨッパに人をやって、シモンという人を招きなさい。彼の名はペテロとも呼ばれています。この人は皮なめしのシモンという人の家に泊まっていますが、その家は海べにあります。」
御使いは、最初にコルネリオの信仰が、神様の前に聞かれていること、そして彼の善い行ないが、すべて神様に覚えられていることを伝えています。これは、神様が彼を褒めてくれたのです。
神様は、私たちを褒めて下さるお方です。もちろん叱られることもありますが。そして、大切なサイン(しるし)を彼に与えられたのです。》