◇◆◇日々のみ言葉
2019年4月18日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き10章9節~10節】
10:9 その翌日、この人たちが旅を続けて、町の近くまで来た頃、ペテロは祈りをするために屋上に上った。昼の十二時頃であった。
10:10 すると彼は非常に空腹を覚え、食事をしたくなった。ところが、食事の用意がされている間に、彼はうっとりと夢ごこちになった。
◎ショートメッセージ
《御使いは、コルネリオに語りました。
「あなたの祈りと施しは神の前に立ち上って、覚えられています。さあ今、ヨッパに人をやって、シモンという人を招きなさい。彼の名はペテロとも呼ばれています。この人は皮なめしのシモンという人の家に泊まっていますが、その家は海べにあります。」
それを聞いたコルネリオは、今見たこと、そして聞いたことが夢や幻ではなく、現実にユダヤ聖書に書かれた「御使い」が自分の所に来訪したことを確信したのです。
すぐさま彼は、しもべたちの中で最も信頼出来るふたりの者と、側近の部下の中で、敬虔な兵士ひとりとを呼び寄せ、自分が見聞きしてこと全部を、彼らに説明してから、彼らを早馬に乗せてヨッパへ遣わしました。
カイザリヤでそんなことが起こっていようとは、ヨッパで、巡回もしくは、さらなる伝道の為に、しばしの休息を得ていたシモン・ペテロは、まさか知るはずもありません。
そんな時にシモン・ペテロは、ユダヤ人としての習慣で、午後十二時の祈りを捧げる為に、皮なめしのシモンの家の屋上に上ったのです。
三頭の馬に乗ったコルネリオの使いらは、カイザリヤが遠くに見える位置までに、すでに到着していたのです。
するとシモン・ペテロは非常に空腹を覚え、食事をしたくなったのです。
ヨッパにおいては、彼は盛大な歓迎を受けていました。それは、ヨッパにも大勢の信徒たちが住んでいたからであり、そして主イエス様の証人としての使徒の証と教えに、熱心に聞き入る日々を送っていたからです。
この時にも、皮なめしのシモンの妻やしもべたちが、ペテロと一緒に行動していた者たちの為に、心を込めて食事の準備をしていたのです。
「ところが、食事の用意がされている間に、シモン・ペテロはうっとりと夢ごこちになった。」
これはおかしなことです。
普通は、十分に食事を取り、お腹がいっぱいとなり満足している者が眠くなるのであって、非常に空腹を覚えた者が眠くなることは、あり得ないことだからです。
そのような時には、お腹がぐーぐー鳴って、眠れるはずはないからです。誰でもそのよう経験が、少なからずあるのではないでしょうか。
これは主イエス様が、シモン・ペテロにされた奇跡であると言えるでしょう。》