• 日々のみ言葉 2019年4月22日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年4月22日(月)

    ◎聖書箇所【使徒の働き10章11節~15節】
    10:11 見ると、天が開けており、大きな敷布のような入れ物が、四隅をつるされて地上に降りて来た。
    10:12 その中には、地上のあらゆる種類の四つ足の動物や、はうもの、また、空の鳥などがいた。
    10:13 そして、彼に、「ペテロ。さあ、ほふって食べなさい。」という声が聞こえた。
    10:14 しかしペテロは言った。「主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。」
    10:15 すると、再び声があって、彼にこう言った。「神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない。」

    ◎ショートメッセージ
    《また「使徒の働き」に戻ります。4月20日(土)と同じ箇所からです。

     なぜシモン・ペテロは、このような夢と幻を見たのでしょうか。もちろんこれは単なる夢ではなく、主イエス様がご介入されたことであって、ある意味では神のみわざであり奇跡なのです。

     コルネリオは、ローマ人であって、ペテロからすれば異邦人にあたります。ユダヤ人にとっては、自分たち以外の人々は、すべて異邦人となります。
     
     つまり、ペテロを始めとする使徒たち、そしてエルサレム初代教会の牧師として重んじられている主の兄弟ヤコブも皆ユダヤ人なのです。
     そればかりではありません。彼らは正統的なユダヤ人として、それぞれが自分の系図を持っていることを意味しています。

     当時、敬虔な異邦人がユダヤ人の社会に入って行くことは、別に異議はありませんでしたが、その反対にユダヤ人が、異邦人の住まいに入ることは、たとえかなり穏健なユダヤ人であっても喜ぶことではありませんでした。その異邦人がたとえ敬虔な人であったとしても、それは同様であったのです。

     と言いますのは、神の選民であるユダヤ人は、異邦人と交わることは律法で禁止されており、ましてや異邦人と共に食事をすることは、忌み嫌うべきことであったのです。

     それは、神の選民ユダヤ人は、律法によれば、聖い動物のみ食べることは許されていましたが、汚れた動物を食べることは禁止されていたのです。

     申命記によりますと、
    『あなたは忌みきらうべきものを、いっさい食べてはならない。
     あなたがたが食べることのできる獣は、牛、羊、やぎ、鹿、かもしか、のろじか、野やぎ、くじか、おおじか、野羊。および、ひづめが分かれ、完全に二つに割れているもので、反芻するものは、すべて食べることができる。
     反芻するもの、または、ひづめの分かれたもののうち、らくだ、野うさぎ、岩だぬきは、食べてはならない。これらは反芻するが、ひづめが分かれていない。それは、あなたがたには汚れたものである。
    豚もそうである。ひづめは分かれているが、反芻しないから、あなたがたには汚れたものである。その肉を食べてはならない。またその死体にも触れてはならない。(申命記14:3~14:8)』と書かれています。

     そうなのです。
     一番の問題は、「豚」なのです。
     私は、トンカツが大好きですが、ユダヤ人に取っては、今でも私は、異邦人であり、汚れた肉を食べる者と言う評価もしくは見解になり、それは永久に変わらないことでしょう。
     ローマ人は、コルネリオも同様に「豚肉」を食べる人々でありました。主イエス様は、シモン・ペテロのその偏見を取り扱う為に、この幻を見せたのです。》

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