◇◆◇日々のみ言葉
2019年4月23日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き10章16節】
10:16 こんなことが三回あって後、その入れ物はすぐ天に引き上げられた。
◎ショートメッセージ
《『こんなことが三回あって後、その入れ物はすぐ天に引き上げられた。』
今日は、たった一節の聖書箇所なのですが、あまりの真理に私は絶句してしまいます。「こんなことが三回あった」とルカは簡単に書き記していますが、どんなことかと言いますと、
『すると彼は非常に空腹を覚え、食事をしたくなった。ところが、食事の用意がされている間に、彼はうっとりと夢ごこちになった。見ると、天が開けており、大きな敷布のような入れ物が、四隅をつるされて地上に降りて来た。
その中には、地上のあらゆる種類の四つ足の動物や、はうもの、また、空の鳥などがいた。
そして、彼に、「ペテロ。さあ、ほふって食べなさい。」という声が聞こえた。
しかしペテロは言った。「主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。」
すると、再び声があって、彼にこう言った。「神がきよめた物を、きよくないと言ってはならない。」(使徒の働き10:10~10:15)』
と言うことが、三回ほど繰り返されたと言うのです。
「ペテロ。さあ、ほふって食べなさい。」
まず、このように語りかけた人物は、ペテロの名を知っています。そして、ペテロは、
「主よ。それはできません。私はまだ一度も、きよくない物や汚れた物を食べたことがありません。」
と答えており、この声が、懐かしい主イエス様の御声であることを知っているのです。
この「やり取り」が、何と三回も繰り返されたのです。
もうお気づきですね。
ヨハネの福音書によれば、
『彼らが食事を済ませたとき、イエスはシモン・ペテロに言われた。
「ヨハネの子シモン。あなたは、この人たち以上に、私を愛しますか。」
ペテロはイエスに言った。
「はい。主よ。私があなたを愛することは、あなたがご存じです。」
イエスは彼に言われた。
「私の小羊を飼いなさい。」
イエスは再び彼に言われた。
「ヨハネの子シモン。あなたは私を愛しますか。」
ペテロはイエスに言った。
「はい。主よ。私があなたを愛することは、あなたがご存じです。」
イエスは彼に言われた。
「私の羊を牧しなさい。」
イエスは三度ペテロに言われた。
「ヨハネの子シモン。あなたは私を愛しますか。」
ペテロは、イエスが三度「あなたは私を愛しますか。」と言われたので、心を痛めてイエスに言った。
「主よ。あなたはいっさいのことをご存じです。あなたは、私があなたを愛することを知っておいでになります。」
イエスは彼に言われた。「私の羊を飼いなさい。」(ヨハネの福音書21:15~21:17)』と書かれています。
つまり、ここでも同じ場面、同じ体験の繰り返しなのです。
主イエス様は、異邦人も、コルネリオも、ご自身の羊であることを、ペテロに思い起こさせているのです。》