◇◆◇日々のみ言葉
2019年4月25日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き10章17節~18節】
10:17 ペテロが、いま見た幻はいったいどういうことだろう、と思い惑っていると、ちょうどそのとき、コルネリオから遣わされた人たちが、シモンの家をたずね当てて、その門口に立っていた。
10:18 そして、声をかけて、ペテロと呼ばれるシモンという人がここに泊まっているだろうかと尋ねていた。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
私たちの神様は、まことに遅くなることも早くなることもありません。
シモン・ペテロが、目が醒め、「今いま見た幻はいったいどういうことだろう。」、と思い惑ってた、ちょうどその時です。
三頭の馬に乗ったユダヤ人ではなく、どうやら異邦人らしき者たちが、やって来たのです。
しかも恐ろしいことに、その中の一人は、明らかにローマ兵の身なりをしています。」
その光景をシモン・ペテロは、皮なめしのシモンの家の屋上で見ています。そのローマ兵が、皮なめしのシモンの家の戸をドンドンとノックしています。すると、家の戸が開いて、しもべが出て来ました。
「ペテロと呼ばれるシモンという者がここに泊まっているか。」
この時のシモン・ペテロの気持ちはいかばかりであったでしょうか。この時は、まだペテロは、カイザリヤのコルネリオから遣わされてきた人たちであることを知らないのです。当然ペテロは、自分を捕らえる為にやって来たローマ人であったと思ったはずです。
そして主イエス様の、み言葉を思い出したはずなのです。
ヨハネによりますと、
『「まことに、まことに、あなたに告げます。あなたは若かった時には、自分で帯を締めて、自分の歩きたい所を歩きました。しかし年をとると、あなたは自分の手を伸ばし、ほかの人があなたに帯をさせて、あなたの行きたくない所に連れて行きます。」
これは、ペテロがどのような死に方をして、神の栄光を現わすかを示して、言われたことであった。(ヨハネの福音書 21:18~21:19前半)』と書き記されています。
「ついに、その時が来たのかも知れない。」とペテロは思ったはずです。
またコルネリオのしもべと二人と、忠実な部下の兵士ひとりは、これまた良く「皮なめしのシモンの家」にたどり着けたかと思うのです。
なぜなら、敵である悪魔や悪霊どもは、この三人の使いの行く先を、何とかして妨害しようとしたはずです。しかし強力な主の御使いが、彼らを守っていたと思われるのです。
そして聖霊様の奇跡的な導きがあったからこそ、彼らは短時間で、皮なめしのシモンの家を探し出せたのです。
シモン・ペテロは、覚悟を決めて、屋上から降りて行こうとしています。》