◇◆◇日々のみ言葉
2019年4月26日(金)
◎聖書箇所【使徒の働き10章19節~20節】
10:19 ペテロが幻について思い巡らしているとき、御霊が彼にこう言われた。「見なさい。三人の人があなたをたずねて来ています。
10:20 さあ、下に降りて行って、ためらわずに、彼らと一緒に行きなさい。彼らを遣わしたのは私です。」
◎ショートメッセージ
《シモン・ペテロが、いま見た幻はいったいどういうことだろう、と思い惑っていると、ちょうどその時のことです。
コルネリオから遣わされた三人の人たちが、の皮なめしのシモンの家をたずね当てて、その門口に立っていたのです。
彼らが持っている情報は、主人コルネリオが御使いから聞いたことだけです。
「さあ今、ヨッパに人をやって、シモンという人を招きなさい。彼の名はペテロとも呼ばれています。この人は皮なめしのシモンという人の家に泊まっていますが、その家は海べにあります。」
ヨッパの町の中の海べにある「皮なめしのシモン」の家、しかも同じシモンであって、ペテロとも呼ばれているユダヤ人をカイザリヤに連れて帰らなければなりません。
当時は、今と違って一軒一軒に表札や住所も書かれていませんでしたから、一軒一軒をしらみつぶしに探すよりも、役人の所に行って、聞いた方が早かったのです。
そして、ついに見つけて、
「ペテロと呼ばれるシモンという人がここに泊まっているだろうか。」と尋ねています。
その時、ペテロに聖霊様が語られるのです。
「見なさい。三人の人があなたをたずねて来ています。さあ、下に降りて行って、ためらわずに、彼らと一緒に行きなさい。彼らを遣わしたのは私です。」
この証をルカは誰から聞いたのでしょうか。もちろんペテロ本人からだと思われます。この時、聖霊様はどのようにして、ペテロに語られたのでしょうか。
聖霊様は、シモン・ペテロの霊を通して語られるのです。実際に耳に聞こえるのではありません。このように、今現在でも、聖霊様は語られます。多くの場合、それはかすかな声のような感じがします。なぜなら、「助け主」「慰め主」であられるお方の声は、決して大声や怒鳴り散らす声ではありません。もしそうだとしたら、人は「恐れ」しか感じないではありませんか。
その声は、優しく、思いやりに、そして慈愛と哀れみに満ちておられます。
「下に降り行って、ためらわずに、彼らと一緒に行きなさい。」
ここから、ペテロが躊躇していたこと、すなわちためらっていたことが分かります。だからこそ、聖霊様は、「彼らを遣わしたのは私です。」とペテロを安心させたのです。》