◇◆◇日々のみ言葉
2019年4月27日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き10章21節~22節】
10:21 そこでペテロは、その人たちのところへ降りて行って、こう言った。「あなたがたのたずねているペテロは、私です。どんなご用でおいでになったのですか。」
10:22 すると彼らはこう言った。「百人隊長コルネリオという正しい人で、神を恐れかしこみ、ユダヤの全国民に評判の良い人が、あなたを自分の家にお招きして、あなたからお話を聞くように、聖なる御使いによって示されました。」
◎ショートメッセージ
《シモン・ペテロが幻について思い巡らしているとき、御霊が言われたのです。
「見なさい。三人の人があなたをたずねて来ています。さあ、下に降りて行って、ためらわずに、彼らと一緒に行きなさい。彼らを遣わしたのは私です。」
「ためらわずに」
一見してユダヤ人ではない人たち、しかも一人は明らかにローマ兵の装い、当然ペテロは躊躇するはずです。なぜならそれが人間だからです。それゆえ御霊は、彼にそのように言われたのです。
そして最も確信を与える言葉こそが、「彼らを遣わしたのは私です。」と言う言葉です。
この場合の「私」とは、間違いなく主イエス様を指し示します。
さて、一階へ降りて来たペテロは、
「あなたがたのたずねているペテロは、私です。どんなご用でおいでになったのですか。」と尋ねました。
すると「彼らはこう言った」とありますが、三人が同時に話してのではありません。百人隊長コルネリオのことです。きちんと、リーダーを指名しているのです。
ふたりのしもべのどちらかがリーダーであったはずです。おそらく一番年長の者ではないでしょうか。その彼が代表で話したのです。
「百人隊長コルネリオという正しい人で、神を恐れかしこみ、ユダヤの全国民に評判の良い人が、あなたを自分の家にお招きして、あなたからお話を聞くように、聖なる御使いによって示されました。」
これはとても明快な伝達です。
主人コルネリオから聞いたことに付け加え、主人についてのアピールを加えています。
そして、このしもべは、シモン・ペテロを安心させる為にも、三つの大切なことを伝えています。
一つは、「正しい人」であること、
二つ目は、「神を恐れる」人であること。そして、
三つ目は、「ユダヤの全国民に評判の良い人」であることです。
もしかしたら、「カイザリヤのコルネリオ」の評判はすでに、エルサレムにまで行き届いていたのかも知れません。
しかしユダヤ人ではなく、異邦人であるローマ人ですので、進んでコルネリオの所に行くユダヤ人は、たとえ使徒たちであったにせよ、非常に難しいことであったに違いないでしょう。
しかし、次の日、ペテロとヨッパの信者の仲間数人は、カイザリヤへ意を決して向かうことになります。》