◇◆◇日々のみ言葉
2019年5月4日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き10章30節~33節】
10:30 するとコルネリオがこう言った。「四日前のこの時刻に、私が家で午後三時の祈りをしていますと、どうでしょう、輝いた衣を着た人が、私の前に立って、
10:31 こう言いました。『コルネリオ。あなたの祈りは聞き入れられ、あなたの施しは神の前に覚えられている。
10:32 それで、ヨッパに人をやってシモンを招きなさい。彼の名はペテロとも呼ばれている。この人は海べにある、皮なめしのシモンの家に泊まっている。』
10:33 それで、私はすぐあなたのところへ人を送ったのですが、よくおいでくださいました。いま私たちは、主があなたにお命じになったすべてのことを伺おうとして、みな神の御前に出ております。」
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からとなります。
「コルネリオ。あなたの祈りは聞き入れられ、あなたの施しは神の前に覚えられている。」
ここで御使いが言った「あなたの祈り」とは、いったい何であったのでしょうか。
もちろん神様と彼にしか分からないことであって、まさしくプライベートなことであったでしょう。しかし、たとえどんなことであったとしても、私たちの思いも悩みのすべて、主イエス様はご存じです。このお方の御前では、何も隠すことは出来ません。
このお方は、「救い主」であると同時に「裁き主」でもあられます。しかし、まず一番最初に来ることは、「救い」なのです。恵みであり哀れみなのです。神様は愛なのです。愛あふれるお方なのです。
多くのプロテスタント教会は、「神は愛なり」と唱えながら、負担出来ない重荷を信者の方々に負わせて来ました。主イエス様は、律法を成就され、終わらせた方でありながら、教会は、違う律法で信者の方々を苦しめて来たのです。
それだからこそ、日本のクリスチャンの寿命は三年と言われるのです。毎年どれだけ多くの方々が洗礼を受け、クリスチャンになったとしても、同じ数のクリスチャンが、教会を去って行くのです。
皆様。
私は声を大にして言います。
私たちの信じる神様は、本当に善いお方なのです。愛に満ちあふれたお方なのです。本当に甘えて良いのです。本当に「神様は愛そのものなのです。」
コルネリオの祈りは、真の神様を求めていたのです。考えても見て下さい。彼の職業は何ですか。そうです。ローマ軍の司令官なのです。彼の命令一つに百人の兵士の命がかかっています。
しかも「第Ⅱイタリア隊」と言う、軍団の中でも名門中の名門。つまり兵士全員がローマ市民なのです。彼らには家族がいるのです。
コルネリオは、その百人隊長なのです。皆さん。最初から、コルネリオは百人隊長でしょうか。いいえ。違います。多くの武功をあげなければ、指揮官になることは出来ません。
部下よりも、先頭に立って勇敢に敵に立ち向かう指揮官でなければ、どうして部下の兵士たちが、従うと言うのでしょう。
コルネリオが百人隊長になるまでには、数え切れないほどの敵兵の命が、露となって消えて行ったに違いありません。
そうです。彼は、何時も生きるか死ぬかの瀬戸際に立たされているのです。何時でも、「死」と向き合い、そして「死」と戦い、「死」を恐れて来たのです。
だからこそ、真の神様を求めたのです。
「いま私たちは、主があなたにお命じになったすべてのことを伺おうとして、みな神の御前に出ております。」
この言葉は、コルネリオの魂の奥底からの叫びなのです。この後、聖霊に満たされたペテロは、素晴らしいメッセージを語ります。それこそが、コルネリオの願いと祈りへの、神様の答えなのです。
主イエス様は言われました。「父の命令は、永遠のいのちです。」と。》