◇◆◇日々のみ言葉
2019年5月5日(日)
◎聖書箇所【使徒の働き10章34節~35節】
10:34 そこでペテロは、口を開いてこういった。「これで私は、はっきりわかりました。神はかたよったことをなさらず、
10:35 どの国の人であっても、神を恐れかしこみ、正義を行なう人なら、神に受け入れられるのです。」
◎ショートメッセージ
《コルネリオは、ペテロの質問に答え始めました。
「四日前のこの時刻に、私が家で午後三時の祈りをしていますと、どうでしょう、輝いた衣を着た人が、私の前に立って、こう言いました。
『コルネリオ。あなたの祈りは聞き入れられ、あなたの施しは神の前に覚えられている。それで、ヨッパに人をやってシモンを招きなさい。彼の名はペテロとも呼ばれている。この人は海べにある、皮なめしのシモンの家に泊まっている。』
それで、私はすぐあなたのところへ人を送ったのですが、よくおいで下さいました。いま私たちは、主があなたにお命じになったすべてのことを伺おうとして、みな神の御前に出ております。」
この時、コルネリオの家には、圧倒的な聖霊様のご臨在があったのです。ペテロは、簡潔に、しかも要点を一つものがさず、最高のメッセージを語り始めます。
「これで私は、はっきりわかりました。神はかたよったことをなさらず、どの国の人であっても、神を恐れかしこみ、正義を行なう人なら、神に受け入れられるのです。」
「どこの国の人であっても」
何と言う素晴らしい言葉でしょう。だからこそ、福音がこの遠い島々である日本にまで伝えられたのです。
大切なことは「神を恐れかしこむ」ことなのです。「神を恐れ」ることとは、裁きを下さるお方を恐れると言うのではありません。
この世界を創造された絶対的な存在が実在されることを認め、信じることです。そして「かしこむ」こととは、その御前にひざまずくことであり、礼拝することなのです。
「正義を行なう」とは、聖書に書かれた教えに従おうとすることなのです。コルネリオは、多くの施しと善い行ないをして来ました。本来は自分の国民にすべきなのに、コルネリオはユダヤ人に対して、行なったのです。
そのような忠実で謙遜な魂に、神様はご自身を現わして下さるのです。
ここでペテロが言う「神」とは、ユダヤ人が信じる唯一の神である「父なる神様」のことを指し示しています。
そして次に、父なる神様がこの世界に送って下さった御子イエス・キリストのことを、ペテロは、その証人として話そうとしています。》