• 日々のみ言葉 2019年5月12日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年5月12日(日)

    ◎聖書箇所【使徒の働き10章44節~46節】
    10:44 ペテロがなおもこれらの言葉を話し続けているとき、み言葉に耳を傾けていたすべての人々に、聖霊がお下りになった。
    10:45 割礼を受けている信者で、ペテロと一緒に来た人たちは、異邦人にも聖霊の賜物が注がれたので驚いた。
    10:46 彼らが異言を話し、神を賛美するのを聞いたからである。そこでペテロはこう言った。

    ◎ショートメッセージ
    《ペテロを始め、マッテヤを加えた十二使徒たちは、ヨハネ・マルコの二階の大広間において、五旬節の日に起こった聖霊降臨を自分の霊・魂・体のすべてにおいて体験しました。それは、この時から少なくとも、十数年前のことであったと思われます。

     それと同じことが、異邦人のコルネリオの家においても起こったのです。なんと、その場所にいたすべての人々にです。彼らはユダヤ人ではありません。異邦人なのです。ローマ人なのです。しかも、エリートと言われたローマ市民なのです。

     ヨッパの皮なめしのシモンの家から、ペテロと共にして来た数人の正統的なユダヤ人クリスチャンたちも、驚いたのです。なぜなら異邦人にも聖霊の賜物が注がれたのですから。と言うことは、彼らにも、聖霊が注がれていた事実が分かります。でなければ、どうして聖霊様の御わざであることを理解出来るのでしょう。

     それでは、五旬節の日に起こったことを、もう一度思い返して見ましょう。
    『五旬節の日になって、みなが一つ所に集まっていた。すると突然、天から、激しい風が吹いてくるような響きが起こり、彼らのいた家全体に響き渡った。
     また、炎のような分かれた舌が現われて、ひとりひとりの上にとどまった。すると、みなが聖霊に満たされ、御霊が話させてくださるとおりに、他国の言葉で話しだした。
     さて、エルサレムには、敬虔なユダヤ人たちが、天下のあらゆる国から来て住んでいたが、この物音が起こると、大ぜいの人々が集まって来た。彼らは、それぞれ自分の国の言葉で弟子たちが話すのを聞いて、驚きあきれてしまった。(使徒の働き2:1~2:6)』

     おそらく、ヨッパから来たクリスチャンたちは、エルサレムにおいて、この光景を自分の耳で聞き、また自分の目で見た可能性は非常に高いかと思うのです。
     なぜでしょうか。
     もし、ペテロ一人だけでコルネリオの家に来たとして、このように聖霊が降られたことを、どんなに上手く証言したとしても、他のユダヤ人の二人か三人の証言がなければ、事実として、信じて受け入れてもらうことは、非常に難しいからです。

     その主なる理由は、正統的なユダヤ人は、たとえクリスチャンであったとしても、異邦人に対する見方は、やはり「忌むべき者たち」であり、それは変わらないからです。
     なぜなら、律法には、「異邦人とは交わってはならない。」と命じられているからです。

     シモン・ペテロは、主イエス様の幻によって、すでに心は変えられています。しかしエルサレムに在住するクリスチャンたち、または他の十一人の使徒たちは、まだその心の準備が整ってはいないのです。

     それだからこそ、主イエス様は、ヨッパから数人の弟子たちをペテロと共に送られたのです。それは、コルネリオの家において起こった出来事、すなわち聖霊様が異邦人に降られたことの証人として、教会に証言するためなのです。

     明日も同じ箇所からとなります。》

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