◇◆◇日々のみ言葉
2019年5月29日(水)
◎聖書箇所【使徒の働き11章25節~26節】
11:25 バルナバはサウロを捜しにタルソへ行き、
11:26彼に会って、アンテオケに連れて来た。そして、まる一年の間、彼らは教会に集まり、大ぜいの人たちを教えた。弟子たちは、アンテオケで初めて、キリスト者と呼ばれるようになった。
◎ショートメッセージ
《昨日と同じ箇所からです。
まず始めにバルナバとサウロの出会いの場面から振り返って見たいと思います。サウロが主イエス様とダマスコ途上で出会った後の場面からです。
『さて、ダマスコにアナニヤという弟子がいた。
主が彼に幻の中で、「アナニヤよ。」と言われたので、「主よ。ここにおります。」と答えた。
すると主はこう言われた。
「立って、『まっすぐ』という街路に行き、サウロというタルソ人をユダの家に尋ねなさい。そこで、彼は祈っています。彼は、アナニヤという者がはいって来て、自分の上に手を置くと、目が再び見えるようになるのを、幻で見たのです。」
しかし、アナニヤはこう答えた。
「主よ。私は多くの人々から、この人がエルサレムで、あなたの聖徒たちにどんなにひどいことをしたかを聞きました。彼はここでも、あなたの御名を呼ぶ者たちをみな捕縛する権限を、祭司長たちから授けられているのです。」
しかし、主はこう言われた。
「行きなさい。あの人は私の名を、異邦人、王たち、イスラエルの子孫の前に運ぶ、私の選びの器です。彼が私の名のために、どんなに苦しまなければならないかを、私は彼に示すつもりです。」
そこでアナニヤは出かけて行って、その家にはいり、サウロの上に手を置いてこう言った。
「兄弟サウロ。あなたが来る途中でお現われになった主イエスが、私を遣わされました。あなたが再び見えるようになり、聖霊に満たされるためです。」
するとただちに、サウロの目からうろこのような物が落ちて、目が見えるようになった。彼は立ち上がって、バプテスマを受け、食事をして元気づいた。サウロは数日の間、ダマスコの弟子たちとともにいた。そしてただちに、諸会堂で、イエスは神の子であると宣べ伝え始めた。
これを聞いた人々はみな、驚いてこう言った。
「この人はエルサレムで、この御名を呼ぶ者たちを滅ぼした者ではありませんか。ここへやって来たのも、彼らを縛って、祭司長たちのところへ引いて行くためではないのですか。」
しかしサウロはますます力を増し、イエスがキリストであることを証明して、ダマスコに住むユダヤ人たちをうろたえさせた。
多くの日数がたって後、ユダヤ人たちはサウロを殺す相談をしたが、その陰謀はサウロに知られてしまった。彼らはサウロを殺してしまおうと、昼も夜も町の門を全部見張っていた。
そこで、彼の弟子たちは、夜中に彼をかごに乗せ、町の城壁伝いにつり降ろした。サウロはエルサレムに着いて、弟子たちの仲間にはいろうと試みたが、みなは彼を弟子だとは信じないで、恐れていた。
ところが、バルナバは彼を引き受けて、使徒たちのところへ連れて行き、彼がダマスコに行く途中で主を見た様子や、主が彼に向かって語られたこと、また彼がダマスコでイエスの御名を大胆に宣べた様子などを彼らに説明した。
それからサウロは、エルサレムで弟子たちと共にいて自由に出はいりし、主の御名によって大胆に語った。そして、ギリシヤ語を使うユダヤ人たちと語ったり、論じたりしていた。しかし、彼らはサウロを殺そうとねらっていた。
兄弟たちはそれと知って、彼をカイザリヤに連れて下り、タルソへ送り出した。(使徒の働き9:10~9:30)』とルカは書き記しています。
サウロを故郷タルソに送り出したのは、バルナバの機転であったに違いありません。この時から七年以上の月日が過ぎたことになります。その間サウロはタルソを離れず、おそらく天幕作りをしていたと思われます。
そこへバルナバが、サウロを捜しに行き、カイザリヤに連れて来たと言うわけです。》