◇◆◇日々のみ言葉
2019年5月31日(金)
◎聖書箇所【使徒の働き11章27節~30節】
11:27 そのころ、預言者たちがエルサレムからアンテオケに下って来た。
11:28 その中のひとりでアガボという人が立って、世界中に大ききんが起こると御霊によって預言したが、はたしてそれがクラウデオの治世に起こった。
11:29 そこで、弟子たちは、それぞれの力に応じて、ユダヤに住んでいる兄弟たちに救援の物を送ることに決めた。
11:30 彼らはそれを実行して、バルナバとサウロの手によって長老たちに送った。
◎ショートメッセージ
《ここでルカは「預言者たち」がエルサレムからアンテオケに下って来たことを書いています。ギリシャ原語では複数形が使われていますので、少なくとも数名の者たちであることは間違いありません。
そしてその中の一人だけの名前が挙げられています。その名は「アガポ」。その意味は、「いなご」を意味します。
彼らはエルサレムから来たと言うことは、エルサレム教会からやって来たと言うことです。
伝承では、この「アガポ」は、七十人の弟子の一人であったと言われています。
ルカの福音書によりますと、
『その後、主は、別に七十人を定め、ご自分が行くつもりのすべての町や村へ、ふたりずつ先にお遣わしになった。そして、彼らに言われた。
「実りは多いが、働き手が少ない。だから、収穫の主に、収穫のために働き手を送ってくださるように祈りなさい。さあ、行きなさい。いいですか。私があなたがたを遣わすのは、狼の中に小羊を送り出すようなものです。
財布も旅行袋も持たず、くつもはかずに行きなさい。だれにも、道であいさつしてはいけません。どんな家にはいっても、まず、『この家に平安があるように。』と言いなさい。もしそこに平安の子がいたら、あなたがたの祈った平安は、その人の上にとどまります。だが、もしいないなら、その平安はあなたがたに返って来ます。
その家に泊まっていて、出してくれる物を飲み食いしなさい。働く者が報酬を受けるのは、当然だからです。家から家へと渡り歩いてはいけません。
どの町にはいっても、あなたがたを受け入れてくれたら、出される物を食べなさい。そして、その町の病人を直し、彼らに、『神の国が、あなたがたに近づいた。』と言いなさい。しかし、町にはいっても、人々があなたがたを受け入れないならば、大通りに出て、こう言いなさい。
『私たちは足についたこの町のちりも、あなたがたにぬぐい捨てて行きます。しかし、神の国が近づいたことは承知していなさい。』(ルカの福音書10:1~10:11)』と書かれています。
と言うことは、アガポは、人として生きておられた主イエス様を直に知っていることになります。しかも比較的早い時期からの主の弟子であったことも。
そしてこの時、つまりイエス様が七十人の弟子を新たに遣わされた時、イエス様は、悪霊を追い出す権威と、あらゆる病気を癒やす権威、そして死人を生き返らせる権威をお与えになったのです。それは聖霊様です。御霊のことです。
これも私の推測に過ぎませんが、アガポは、ペンテコステの時に、ヨハネ・マルコの家にいた百二十名の兄弟の一人であったことは間違いないと思っています。
明日も同じ箇所からとなります。》