• 日々のみ言葉 2019年6月1日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年6月1日(土)

    ◎聖書箇所【使徒の働き11章27節~30節】
    11:27 そのころ、預言者たちがエルサレムからアンテオケに下って来た。
    11:28 その中のひとりでアガボという人が立って、世界中に大ききんが起こると御霊によって預言したが、はたしてそれがクラウデオの治世に起こった。
    11:29 そこで、弟子たちは、それぞれの力に応じて、ユダヤに住んでいる兄弟たちに救援の物を送ることに決めた。
    11:30 彼らはそれを実行して、バルナバとサウロの手によって長老たちに送った。

    ◎ショートメッセージ
    《昨日と同じ箇所からとなります。

     伝承では、ルカの福音書10章に登場します七十人の弟子たちの一人であった預言者アガポは、他の預言者たちと共にエルサレム教会からアンテオケに下ってきて、そこで世界的規模の大ききんを預言しました。
     その預言は、ローマ皇帝クラウデオ(クラウディウス)の時代(おそらく紀元46―47年頃)に的中したのです。
     そこで、アンテオケ教会のクリスチャンたちは救援の物資を、ユダヤの信徒たちに送りました。
     それを実際に実行したのは、バルナバとサウロでした。救援物資と言いますと、お金ではなく、穀物であったと思われます。
     バルナバとサウロが、たくさんの食料と穀物をどのように送ったのかは、詳しく書かれてはいませんから分かりかねますが、らくだもしくはロバによる隊商を組織したに違いありません。
     もちろん盗賊から守る為に、それ相当の護衛もいたはずです。

     ここで言われる世界中とは、おもにローマ帝国の領土内を指し示します。おそらくバルナバとサウロは、エルサレム教会に運んだのではないでしょうか。そしてそこから必要において、ユダヤの各地方に分配されたと私は考えます。

     まさに、この行為は「愛の行為」であって、箴言に書かれていることを彼らは実行したのです。

    『あなたの手に善を行なう力があるとき、求める者に、それを拒むな。あなたに財産があるとき、あなたの隣人に向かい、「去って、また来なさい。明日あげよう。」と言うな。(箴言3:27~3:28)』

     また使徒パウロはこのように言っています。

    『私はこう考えます。少しだけ蒔く者は、少しだけ刈り取り、豊かに蒔く者は、豊かに刈り取ります。
     ひとりひとり、いやいやながらでなく、強いられてでもなく、心で決めたとおりにしなさい。神は喜んで与える人を愛して下さいます。
     神は、あなたがたを、常にすべてのことに満ちたりて、すべての良いわざにあふれる者とするために、あらゆる恵みをあふれるばかり与えることのできる方です。
     「この人は散らして、貧しい人々に与えた。その義は永遠にとどまる。」と書いてあるとおりです。
     蒔く人に種と食べるパンを備えて下さる方は、あなたがたにも蒔く種を備え、それをふやし、あなたがたの義の実を増し加えて下さいます。
     あなたがたは、あらゆる点で豊かになって、惜しみなく与えるようになり、それが私たちを通して、神への感謝を生み出すのです。(第Ⅱコリント9:6~9:11)』と。

     クリスチャンが互いに愛し合うことは、互いに助け合うことでもあるのです。
     明日から、使徒の働きの学びは12章に入ります。》

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