• 日々のみ言葉 2019年6月6日(木)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年6月6日(木)

    ◎聖書箇所【使徒の働き12章6節】
    12:6 ところでヘロデが彼を引き出そうとしていた日の前夜、ペテロは二本の鎖につながれてふたりの兵士の間で寝ており、戸口には番兵たちが牢を監視していた。

    ◎ショートメッセージ
    《ガリラヤ国主であるヘロデ・アンティパスは、ついに「キリスト者(クリスティアノス)」と呼ばれた者たちの群れのリーダーであるペテロを捕えることに成功しました。
     そして彼を牢に入れ、4人一組の兵士4組(16人)に引き渡して監視させたのです。しかもそればかりではありません。ペテロは二本の鎖につながれており、牢の中には2人の兵士がおり、その間で寝かされていました。
     また、牢の戸口には番兵たちがを監視していたのです。つまり、牢の中に2人、戸口に2人の合計4人一組の見張りが置かれたのです。
     この見張りの数に聞き覚えはありませんか。そうです。主イエス様が葬られた墓の見張りの数です。

     マタイによれば、
    『さて、次の日、すなわち備えの日の翌日、祭司長、パリサイ人たちはピラトのところに集まって、こう言った。
    「閣下。あの、人をだます男がまだ生きていたとき、『自分は三日の後によみがえる。』と言っていたのを思い出しました。ですから、三日目まで墓の番をするように命じてください。そうでないと、弟子たちが来て、彼を盗み出して、『死人の中からよみがえった。』と民衆に言うかもしれません。そうなると、この惑わしのほうが、前のばあいより、もっとひどいことになります。」
     ピラトは「番兵を出してやるから、行ってできるだけの番をさせるがよい。」と彼らに言った。そこで、彼らは行って、石に封印をし、番兵が墓の番をした。(マタイの福音書27:62~27:66)』
     と書かれており、伝承では4人のローマ兵が見張りをしたと言われています。この4人こそが、主イエス様の復活の最初の証人となるのですから、「事実は小説よりも奇なり」なのです。

     エルサレム教会は、徹夜で祈り続けていました。そうこうしているうちに、「過越の祭」の最終日となってしまいました。
     いよいよ明日、ヘロデ・アンティパスがシモン・ペテロをユダヤ人の会衆の前に引き出し、十字架につけて処刑し、ユダヤの人々から喝采を受けようとする日がやって来ようとしています。

     教会は、ヤコブを失ってしまったように、ペテロをも失ってしまうのでしょうか。いいえ。神様によるペテロ救出計画は、着々と進んでいたのです。》

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