• 日々のみ言葉 2019年7月20日(土)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年7月20日(土)

    ◎聖書箇所【使徒の働き13章40節~41節】
    13:40「ですから、預言者に言われているような事が、あなたがたの上に起こらないように気をつけなさい。
    13:41『見よ。あざける者たち。驚け。そして滅びよ。私はおまえたちの時代に一つのことをする。それは、おまえたちに、どんなに説明しても、とうてい信じられないほどのことである。』」

    ◎ショートメッセージ
    《使徒パウロのメッセージは、いよいよ迫真に迫り、ピシデヤのアンテオケの会堂に集まっていたユダヤ人たちの心を貫いたのです。

     ここでパウロが引用したみ言葉は、ハバクク書です。

     ハバククによれば、
    『異邦の民を見、目を留めよ。驚き、驚け。私は一つの事をあなたがたの時代にする。それが告げられても、あなたがたは信じまい。見よ。私はカルデヤ人を起こす。強暴で激しい国民だ。これは、自分のものでない住まいを占領しようと、地を広く行き巡る。
     これは、ひどく恐ろしい。自分自身でさばきを行ない、威厳を現わす。その馬は、ひょうよりも速く、日暮れの狼よりも敏しょうだ。その騎兵は遠くから来て、はね回り、鷲のように獲物を食おうと飛びかかる。
     彼らは来て、みな暴虐をふるう。彼らの顔を東風のように向け、彼らは砂のようにとりこを集める。彼らは王たちをあざけり、君主たちをあざ笑う。彼らはすべての要塞をあざ笑い、土を積み上げて、それを攻め取る。(ハバクク書1:5~1:10)』と書かれています。

     これは、紀元前597年および紀元前586年のバビロンのユダ侵略を指した預言であると言われています。よってすでに成就したものでもあります。しかし、聖書に書かれたほとんどの預言は、二重の意味を含んでいます。

     このことが成就するのは、パウロの死後(紀元65年~68年)数年後の紀元70年となります。その時、エルサレムが陥落し、破壊されるのです。イスラエルを象徴する聖都が炎に包まれます。そしてあらゆる城壁が崩され、主イエス様をあざ笑った祭司長や祭司たち、パリサイ人や律法学者たちは、ローマ皇帝ティトスの手によって、ほぼ皆殺しにされるのです。
     ティトスは、何とかして聖都エルサレムをそのまま残そうと努力したのですが、熱心党の放った火矢により、数年前にようやく完成した神殿に火が燃え広がって、もはや手を尽くすことが出来なくなり、都は焼け落ちたのでした。

     この裁きこそ、神様のイスラエルの裁きであり、御子イエス様を十字架につけたこと、主イエス様をあざ笑ったことへの報復であったのです。
     この時から、ユダヤ人たちは、全世界に散って行くことになります。そして1945年になるまでは、自分の国を持たない放浪者となって、世界をさまよい歩くのです。

     もちろん、今現在の私たちは、イスラエルが再び建国され、中東問題の中心になっていることを知っています。
     ユダヤ人がパレスチナの約束の地に再び戻って来ることが、終末時代に突入したことのしるしであり、主イエス様の再臨が、ついに秒読みとなったことの証しなのです。》

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