◇◆◇日々のみ言葉
2019年7月23日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き13章46節~47節】
13:46 そこでパウロとバルナバは、はっきりとこう宣言した。「神の言葉は、まずあなたがたに語られなければならなかったのです。しかし、あなたがたはそれを拒んで、自分自身を永遠のいのちにふさわしくない者と決めたのです。見なさい。私たちは、これからは異邦人のほうへ向かいます。
13:47 なぜなら、主は私たちに、こう命じておられるからです。『私はあなたを立てて、異邦人の光とした。あなたが地の果てまでも救いをもたらすためである。』」
◎ショートメッセージ
《次の安息日のことです。何と町中のほとんどの人が、神様の言葉を聞きに、ユダヤ人の会堂に集まって来ました。と言いましても、ユダヤ人もしくは改宗者でなければ、シナゴークに入ることは、許されませんから、ピシデヤのアンテオケに在住するユダヤ人たちが集まって来たことになります。
そして『この群衆を見たユダヤ人たちは、ねたみに燃え、パウロの話に反対して、口ぎたなくののしった。』となっていますが、神様の言葉を聞きに来たユダヤ人が、同じユダヤ人たちをののしったのではなく、主イエス様の公生涯において、敵であり続けたパリサイ人や律法学者たちを指していることは、ほぼ間違いありません。
自分たちの立場が危うくなると、彼らはねたみに燃え、口汚くののしるのです。
二人は、彼らに向けて宣言します。
「神の言葉は、まずあなたがたに語られなければならなかったのです。しかし、あなたがたはそれを拒んで、自分自身を永遠のいのちにふさわしくない者と決めたのです。」
主イエス様がまだ生きておられた時、すなわち公生涯においても、パリサイ人や律法学者たちは、そうでした。それから十数年が経った時でも、その態度と姿勢を、まったく変えようとはしないのです。
ヨハネは、
『そのうちの幾人かは、パリサイ人たちのところへ行って、イエスのなさったことを告げた。そこで、祭司長とパリサイ人たちは議会を召集して言った。
「われわれは何をしているのか。あの人が多くのしるしを行なっているというのに。もしあの人をこのまま放っておくなら、すべての人があの人を信じるようになる。そうなると、ローマ人がやって来て、われわれの土地も国民も奪い取ることになる。」(ヨハネの福音書11:46~11:48)』と書いています。
さらにパウロは続けて宣言します。
「見なさい。私たちは、これからは異邦人のほうへ向かいます。なぜなら、主は私たちに、こう命じておられるからです。
『私はあなたを立てて、異邦人の光とした。あなたが地の果てまでも救いをもたらすためである。』」
ここでパウロが引用しているのは、イザヤ書です。
『主は仰せられる。
「ただ、あなたが私のしもべとなって、ヤコブの諸部族を立たせ、イスラエルのとどめられている者たちを帰らせるだけではない。私はあなたを諸国の民の光とし、地の果てにまで私の救いをもたらす者とする。」(イザヤ書49:6)』と書かれています。》