◇◆◇日々のみ言葉
2019年7月29日(月)
◎聖書箇所【使徒の働き14章2節~3節】
14:2 しかし、信じようとしないユダヤ人たちは、異邦人たちをそそのかして、兄弟たちに対し悪意を抱かせた。
14:3 それでも、ふたりは長らく滞在し、主によって大胆に語った。主は、彼らの手にしるしと不思議なわざを行なわせ、み恵みの言葉の証明をされた。
◎ショートメッセージ
《昨日から「使徒の働き」の学びも、14章に入っています。
ここ、イコニオムでも、パウロとバルナバのふたりは、連れ立ってユダヤ人の会堂にはいり、主イエス様の話をしました。
すると、ユダヤ人もギリシヤ人も大ぜいの人が信仰にはいったのです。
しかしユダヤ人の中には、信じようとしない者も大勢おりました。彼らにしてみれば、人となって来られた神様などがいるはずもない、と言う強い信念に捕らえていて、素直に信じて受け入れるという、柔らかな心を持ち合わせてはいなかったのです。
かつて、主イエス様の十字架の両どなりには、二本の十字架が立てられました。
ルカによりますと、
『ほかにもふたりの犯罪人が、イエスと共に死刑にされるために、引かれて行った。「どくろ」と呼ばれている所に来ると、そこで彼らは、イエスと犯罪人とを十字架につけた。犯罪人のひとりは右に、ひとりは左に。
そのとき、イエスはこう言われた。
「父よ。彼らをお赦し下さい。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」 彼らは、くじを引いて、イエスの着物を分けた。
民衆はそばに立ってながめていた。指導者たちもあざ笑って言った。
「あれは他人を救った。もし、神のキリストで、選ばれた者なら、自分を救ってみろ。」
兵士たちもイエスをあざけり、そばに寄って来て、酸いぶどう酒を差し出し、
「ユダヤ人の王なら、自分を救え。」と言った。「これはユダヤ人の王。」と書いた札もイエスの頭上に掲げてあった。
十字架にかけられていた犯罪人のひとりはイエスに悪口を言い、
「あなたはキリストではないか。自分と私たちを救え。」と言った。
ところが、もうひとりのほうが答えて、彼をたしなめて言った。
「おまえは神をも恐れないのか。おまえも同じ刑罰を受けているではないか。われわれは、自分のしたことの報いを受けているのだからあたりまえだ。だがこの方は、悪いことは何もしなかったのだ。」
そして言った。
「イエスさま。あなたの御国の位にお着きになるときには、私を思い出して下さい。」
イエスは、彼に言われた。
「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、私と共にパラダイスにいます。」(ルカの福音書23:32~23:43)』と書かれています。
この場面から何が教えられるのかと言いますと、だれであっても、主イエス様の十字架の前では、この強盗のように右と左のどちらかを選択しなければならないと言うことなのです。
人は、皆罪人です。罪を犯さなかった人は、誰もおりません。ただ、イエス様を除いては。
聖書は、いつも正しい方を「右」とします。
強盗は、実は最初は、二人ともイエス様をののしっていたのです。しかし、ある瞬間、右側の強盗には変化が起こりました。
それは、「父よ。彼らをお赦し下さい。彼らは、何をしているのか自分でわからないのです。」と、言うイエス様のお言葉を聞いた時にです。
ただ単純に、イエス様を信じ告白する者は、神様の御国に行くことが許されるのです。「まことに、あなたに告げます。あなたはきょう、私と共にパラダイスにいます。」
しかし、その反対に、イエス様を否む者には、地獄と言う報いが与えられるのです。永遠の滅びという報いが。
明日も同じ箇所からとなります。》