◇◆◇日々のみ言葉
2019年8月1日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き14章5節~7節】
14:5 異邦人とユダヤ人が彼らの指導者たちと一緒になって、使徒たちをはずかしめて、石打ちにしようと企てたとき、
14:6 ふたりはそれを知って、ルカオニヤの町であるルステラとデルベ、およびその付近の地方に難を避け、
14:7 そこで福音の宣教を続けた。
◎ショートメッセージ
《イコニオムの町において、パウロとバルナバの二人は、長らく滞在し、聖霊に満たされて、大胆かつ力強く、主イエス様のみ言葉を語りました。
主イエス様は彼らと共におられ、彼らの手にしるしと不思議なわざを行なわせ、み恵みの言葉を自ら証明なされたのです。
ところが、町の人々は二派に分かれ、ある者はユダヤ人の側につき、ある者は使徒たちの側についたのです。
このように、主イエス様の教えを聞いた者は、真っ二つに分かれるのです。すなわち信じる者と信じない者とにです。
信じようとはしない人々のその背後には、悪魔と悪霊の存在があります。悪しき霊どもが、人々の霊的な目を曇らせているのです。
パウロとバルナバに敵対するユダヤ人たちは、異邦人をたぶらかし、彼らの指導者たちと共に、二人を石打の刑に処しようと計画しました。
その知らせを、聖霊様が教え、二人はすぐにイコニオムの町から脱出したのです。
もちろん二人の脱出に手を貸したと思われる、主による兄弟たちの存在もあってのことです。二人は無事に、難を逃れることが出来ました。
さて、ルカオニヤとは、小アジヤの内陸部にあって、タウロス山脈の北に位置する高原台地の地名のことです。イコニオムもその地方にあった町でしたが、他にもルステラとデルベと言う町がありました。
ルステラは、イコニオムの南40キロ離れた所にあり、デルベはイコニオムの南東72キロの所にありました。
その後、パウロは伝道旅行の折に何度かこの地方を訪れています。特記すべきことは、パウロが我が子のように愛し、導いた愛弟子テモテは、この地方の出身だったのです。
つまりイコニオムを追い出されなければ、テモテとその母には、会えなかった可能性も有りうるのです。このテモテは、第二伝道旅行の途中からパウロ一行に加わることになります。
さて、伝道旅行のたびごとに、多くの迫害を体験したパウロは、身をもって私たちに勧めています。
『神を愛する人々、すなわち、神のご計画に従って召された人々のためには、神がすべてのことを働かせて益として下さることを、私たちは知っています。(ローマ人への手紙8:28)』と。》