◇◆◇日々のみ言葉
2019年8月7日(水)
◎聖書箇所【使徒の働き14章19節~20節】
14:19 ところが、アンテオケとイコニオムからユダヤ人たちが来て、群衆を抱き込み、パウロを石打ちにし、死んだものと思って、町の外に引きずり出した。
14:20 しかし、弟子たちがパウロを取り囲んでいると、彼は立ち上がって町にはいって行った。その翌日、彼はバルナバと共にデルベに向かった。
◎ショートメッセージ
《一昨日の「日々のみ言葉」で、ルカが不思議なことを書き記したとお伝えしました。それは、使徒の働き 14:14です。
『これを聞いた使徒たち、バルナバとパウロは、衣を裂いて、群衆の中に駆け込み、叫びながら、言った。(使徒の働き14:14~14:15前)』
ここでなぜ「使徒たち」が登場するのかと言うことです。実は、このこともすべて主イエス様の御手の中において行なわれたことであることが、本日のみ言葉の箇所において、明らかにされるのです。
おそらくルカオニヤにおいて、大きなリバイバルが異邦人たちに起こったと言う知らせが、エルサレム教会の主の兄弟ヤコブの所にもたらされ、十二使徒の中から一つのチームが送られて来たのです。誰なのかは分かりません。
さて、パウロだけが捕まってしまいました。その時バルナバはどうしていたのでしょうか。これも単なる私の推測にしか過ぎませんが、パリサイ人や律法学者たちに連れ去られるパウロを何とか阻止しようとしたバルナバを、二人の使徒が留めたのではないでしょうか。
よって、パウロは、パリサイ人や律法学者たちの裏切り者として処刑されたのです。最初に石を投じたのは誰なのでしょうか。最初に石を投じることが出来るのは、確固たる罪を明確に証し出来る者なのです。その後、一斉に石が投げられます。
パウロがまったく動かなくなると、町の門の外に引きずり出したのです。そしてパウロの体を放り投げると彼らは行ってしまいます。
そこにバルナバと、弟子たちがやって来ます。この弟子たちこそ、主の弟子、すなわち十二使徒の中のある者たちなのです。
『弟子たちがパウロを取り囲んでいる』と言うことは、パウロの死を悲しんでいるのではありません。また何もしないで黙って見ているのではありません。
十二使徒こそ、主イエス様から直接に権威をいただいた者たちなのです。
主は、彼らに命じられました。
マタイによりますと、
『イエスは十二弟子を呼び寄せて、汚れた霊どもを制する権威をお授けになった。霊どもを追い出し、あらゆる病気、あらゆるわずらいを直すためであった。
イエスは、この十二人を遣わし、そのとき彼らにこう命じられた。「異邦人の道に行ってはいけません。サマリヤ人の町にはいってはいけません。イスラエルの家の滅びた羊のところに行きなさい。行って、『天の御国が近づいた。』と宣べ伝えなさい。病人を直し、死人を生き返らせ、らい病人をきよめ、悪霊を追い出しなさい。」(マタイの福音書10:1~10:8抜粋)』と書かれています。
明日も同じ箇所からとなります。》