• 日々のみ言葉 2019年8月21日(水)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年8月21日(水)

    ◎聖書箇所【使徒の働き15章7節】
    15:7 激しい論争があって後、ペテロが立ち上がって言った。「兄弟たち。ご存じのとおり、神は初めの頃、あなたがたの間で事をお決めになり、異邦人が私の口から福音の言葉を聞いて信じるようにされたのです。」

    ◎ショートメッセージ
    《『そこで使徒たちと長老たちは、この問題を検討する為に集まった。』
    「第一回教会会議」が始まりました。

     使徒たちとは、主イエス様が選ばれた十二使徒のことです。

     マルコの福音書によりますと、
    『さて、イエスは山に登り、ご自身のお望みになる者たちを呼び寄せられたので、彼らはみもとに来た。
     そこでイエスは十二弟子を任命された。それは、彼らを身近に置き、また彼らを遣わして福音を宣べさせ、悪霊を追い出す権威を持たせる為であった。
     こうして、イエスは十二弟子を任命された。そして、シモンにはペテロという名をつけ、ゼベダイの子ヤコブとヤコブの兄弟ヨハネ、このふたりにはボアネルゲ、すなわち、雷の子という名をつけられた。
     次に、アンデレ、ピリポ、バルトロマイ(ナタナエル)、マタイ(レビ)、トマス、アルパヨの子ヤコブ、タダイ(ヤコブの子ユダ)、熱心党員シモン、イスカリオテ・ユダ。このユダが、イエスを裏切ったのである。(マルコの福音書3:13~3:19)』と書かれています。

     イスカリオテのユダは、残念ですが、途中で脱落してしまいます。その代わりに加えられたのがマッテヤです。
     しかし、すでにゼベタイの子ヤコブは殉教しており、この時には十一使徒となっていました。
     使徒たちは、ローマ帝国内の様々な都市に出来た教会を巡回伝道し、見回っていましたから、各教会には、使徒たちに代わって、指導する責任と管理を任せる人物が必要であったことは当然でした。
     エルサレム教会では、主の兄弟ヤコブを始めとし、そして六人の執事たち、すなわち、ピリポ、プロコロ、ニカノル、テモン、パルメナ、アンテオケの改宗者ニコラオの中から、選ばれていたことは間違いないでしょう。
     この時には、最初の殉教者となったステパノは、おりませんでしたが。

     さて、「第一回教会会議」が始まり、激しい論争があったことをルカは書き記しています。
     論争と言うよりも、実際には、「パリサイ派から信者となった者たち」が、一方的に自分たちの主張をし続けたのではないでしょうか。
     特に、名実と共に教会の指導者であったシモン・ペテロが、汚れた「豚肉」を食べるまで、ユダヤ人としては堕落したこと、そしてその行動だけでなく、指導者としての資格や資質さえも責め立てたのではないかと思うのです。

     激しい非難の声が一段落した時、それまで黙して聞いていたシモン・ペテロが立ち上がりました。もちろん聖霊様によって満たされて。

    「兄弟たち。ご存じのとおり、神は初めの頃、あなたがたの間で事をお決めになり、異邦人が私の口から福音の言葉を聞いて信じるようにされたのです。」》

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