◇◆◇日々のみ言葉
2019年8月22日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き15章7節~9節】
15:7 激しい論争があって後、ペテロが立ち上がって言った。「兄弟たち。ご存じのとおり、神は初めの頃、あなたがたの間で事をお決めになり、異邦人が私の口から福音の言葉を聞いて信じるようにされたのです。
15:8 そして、人の心の中を知っておられる神は、私たちに与えられたと同じように異邦人にも聖霊を与えて、彼らのためにあかしをし、
15:9 私たちと彼らとに何の差別もつけず、彼らの心を信仰によってきよめて下さったのです。」
◎ショートメッセージ
《激しい論争があって後、ペテロが立ち上がりました。論争と言うよりも、実際には、「パリサイ派から信者となった者たち」が、一方的に、自分たちの見解を主張し、また十二使徒や長老たちを責め立てたのではないでしょうか。
ペテロは、言います。
「兄弟たち。ご存じのとおり、神は初めの頃、あなたがたの間で事をお決めになり、異邦人が私の口から福音の言葉を聞いて信じるようにされたのです。そして、人の心の中を知っておられる神は、私たちに与えられたと同じように異邦人にも聖霊を与えて、彼らのためにあかしをし、私たちと彼らとに何の差別もつけず、彼らの心を信仰によってきよめて下さったのです。」
これは、コリネリオのことです。
『コルネリオとは、カイザリヤに駐屯するイタリヤ部隊の百人隊長のことです。彼は敬虔な人で、全家族と共に、ユダヤの神様を恐れかしこみ、ユダヤの人々に多くの施しをなし、いつものように午後三時のお祈りをしていた時に、御使いがやって来たのです。
「コルネリオ。」
「主よ。何でしょうか。」
「あなたの祈りと施しは神の前に立ち上って、覚えられています。さあ今、ヨッパに人をやって、シモンとう人を招きなさい。彼の名はペテロとも呼ばれています。この人は皮なめしのシモンという人の家に泊まっていますが、その家は海べにあります。」
そこでコルネリオは、ヨッパに使いの者たちを派遣し、ペテロを迎えに行きます。数日後、ペテロはその人たちと一緒にカイザリヤに赴いたのです。コルネリオは、親族や親しい友人たちを呼び集め、ペテロを待っていました。
コルネリオは自分の身に起こったことをペテロに説明します。
そのことを聞いたペテロは、
「これで私は、はっきりわかりました。神はかたよったことをなさらず、どの国の人であっても、神を恐れかしこみ、正義を行なう人なら、神に受け入れられるのです。
神はイエス・キリストによって、平和を宣べ伝え、イスラエルの子孫にみことばをお送りになりました。このイエス・キリストはすべての人の主です。」と答えます。
ペテロがなおもこれらの言葉を話し続けていると、耳を傾けていたすべての人々に、聖霊がお下りになられました。そして彼らは異言を話し、神様を賛美したのです。(使徒の働き10章抜粋)』
これこそが、異邦人も救われると言う真実であり証しなのです。そして異邦人にも、十二使徒と同じように聖霊様が注がれ、異言を語るようになるのです。
そしてこのことが実際に起こった事実であることを、そこに集められた使徒たち、長老たち、兄弟たちは、すでに知っているのです。》