• 日々のみ言葉 2019年8月20日(火)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年8月20日(火)

    ◎聖書箇所【使徒の働き15章6節】
    15:6 そこで使徒たちと長老たちは、この問題を検討する為に集まった。

    ◎ショートメッセージ
    《これが「第一回教会会議」にあたります。

     聖書辞典によりますと、
    『「使徒たちの会議」
     エルサレムで行われた使徒たちの会議のことである。紀元49年もしくは50年の初め頃開かれたと思われるこの会議は、初代教会の伝道・信仰生活・教会形成にとって、計り知れない意味を持っているとされている。
     異邦人に宣教された主イエス・キリストの福音は、彼らに真の霊的自由をもたらすのか。それとも異邦人も、割礼を初めとする律法の行いに拘束されて、主イエス・キリストが約束された霊的自由を見失うことになるのか。
     言い換えれば、キリスト教がユダヤ教内部の革新的な一派にとどまるのか、それとも全世界のための救いの使信たる資格を証明するのか。
     会議の行方は、キリスト教の歴史を左右しかねなかった。ルカはこの記事を「使徒の働き」全体の中央に置くことによって、会議の意義を強調していると考えられる。(一部文章を改訂)』と、注解しています。

     なぜ、この文章を掲載したかと言いますと、エルサレム初代教会の使徒たち、そして長老たちは、主イエス様の教えを、ユダヤ教内部の新しい一派であると見なしていたことが分かるからです。
     つまり、パリサイ派やサドカイ派のように、あくまでもユダヤ教を離れずに、その中における新宗派と言うわけです。
     それだからこそ「改宗者」は、ユダヤ教の根本であるモーセ五書に従い、割礼を受ける必要があると言うのです。

     これはユダヤ人には当てはまらないことです。なぜなら、ユダヤ人は、すべての男子は、生まれてから八日目に割礼を授かっているからです。
     割礼を受けていなかったとしたら、その人はユダヤ人ではありません。ユダヤ社会から追放された者になるのです。
     主イエス様は、ユダヤ人としてお生まれになられました。そしてご自身が選ばれた十二使徒は、全員がユダヤ人だったのです。その中の十一人はガリラヤ出身であって、唯一イスカリオテのユダだけが、別の町カリオテ出身の者でしたが。

     そこで使徒たちと長老たちは、この問題を検討する為に集まりました。
     マッテヤを含む十一使徒(ゼベタイの子ヤコブはすでに殉教しています)、そして主の兄弟ヤコブ、またエルサレム教会の執事たちは、その場所に集まったと言うわけです。

     私は、主イエス様と共に歩んだ女性たち(例えばクロパの妻マリヤやマグダラのマリヤ)も、傍聴席に座したと思っています。

     この会議の決定によって、キリスト教は、ユダヤ教とは全く異なる宗教(この宗教と言う定義は、本来は当てはまらず、私は真理であり真実だと思います)であることが、エルサレム初代教会の指導者たち、そして信徒たちは確認し、確信することになるのです。》

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