• 日々のみ言葉 2019年8月25日(日)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年8月25日(日)

    ◎聖書箇所【使徒の働き15章13節】
    15:13 ふたりが話し終えると、ヤコブがこう言った。「兄弟たち。私の言うことを聞いて下さい。」

    ◎ショートメッセージ
    《シモン・ペテロが話し終えると、会議の席に臨んでいた全会衆は沈黙してしまいまいた。それほどに、ペテロの言葉は、確信と威厳に満ちていたからです。
     しばらくすると、今度はバルナバとパウロが立ち上がりました。二人は、彼らを通して神様が異邦人の間で行なわれたしるしと不思議なわざについて証したのです。おもにバルナバが語ったと思われます。
     サウロがエルサレムの教会と信徒たちを迫害してから、すでに十数年が経っているにもかかわらず、兄弟たちの中には、未だに疑い深い者も多く存在していたからです。それゆえ、イエス様の公生涯からの弟子であったバルナバが報告したのです。

     ふたりは話し終えました。
     バルナバとパウロの話は、決して短い時間ではなく、かなりの時間を割いたと思われます。二人の話に、その場所にいた者たちは、耳を傾けたのです。

     そして、主の兄弟ヤコブが立ち上がりました。

     このヤコブは、イエス様の四人の弟の中で、最も上の者であったに違いありません。イエス様には四人の弟(ヤコブ・ヨセ・ユダ・シモン)と、少なくとも二人以上の妹がおりました。
     この兄弟姉妹たちは、間違いなくヨセフとマリヤの子であって、イエス様とは血が繋がっていたと私は信じています。

     不思議なことに、カトリック教会は、この兄弟姉妹たちの存在を認めようとはしません。しかも主の母マリヤは、「永遠の処女」であると主張します。
     それゆえ、ヨセフの子であるはずもなく、またマリヤもイエス様を生んだ後、ヨセフとの夫婦関係は一切ないことになり、それゆえ生むはずもないと言うことになります。

     もし、そうであるとしたら、聖書は「誤り無き神の言葉」ではなく、「誤り多き人間の言葉」になってしまいます。

     パウロは、その書簡に明確に書き記しています。
    『先輩の使徒たちに会うためにエルサレムにも上らず、アラビヤに出て行き、またダマスコに戻りました。それから三年後に、私はケパをたずねてエルサレムに上り、彼のもとに十五日間滞在しました。しかし、主の兄弟ヤコブは別として、ほかの使徒にはだれにも会いませんでした。(ガラテヤ人への手紙1:17~1:19)』

    『それから十四年たって、私は、バルナバと一緒に、テトスも連れて、再びエルサレムに上りました。それは啓示によって上ったのです。そして、異邦人の間で私の宣べている福音を、人々の前に示し、おもだった人たちには個人的にそうしました。それは、私が力を尽くして今走っていること、またすでに走ったことが、むだにならない為でした。
     そして、私に与えられたこの恵みを認め、柱として重んじられているヤコブとケパとヨハネが、私とバルナバに、交わりのしるしとして右手を差し伸べました。(ガラテヤ人への手紙2:1~2:2・2:9)』

     ここから、エルサレム初代教会において、主の兄弟ヤコブが、パウロが主イエス様に出会って改心した時から3年後、そしてさらに14年後にも、エルサレム教会の中心となっていたことは、明白な事実です。》

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