• 日々のみ言葉 2019年8月26日(月)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年8月26日(月)

    ◎聖書箇所【使徒の働き15章13節~18節】
    15:13 ふたりが話し終えると、ヤコブがこう言った。「兄弟たち。私の言うことを聞いてください。
    15:14 神が初めに、どのように異邦人を顧みて、その中から御名をもって呼ばれる民をお召しになったかは、シメオンが説明したとおりです。
    15:15 預言者たちのことばもこれと一致しており、それにはこう書いてあります。
    15:16 『この後、わたしは帰って来て、倒れたダビデの幕屋を建て直す。すなわち、廃墟と化した幕屋を建て直し、それを元どおりにする。
    15:17 それは、残った人々、すなわち、わたしの名で呼ばれる異邦人がみな、主を求めるようになるためである。
    15:18 大昔からこれらのことを知らせておられる主が、こう言われる。』」

    ◎ショートメッセージ
    《バルナバとパウロが話し終えると、主の兄弟ヤコブが立ち上がりました。
    「兄弟たち。私の言うことを聞いて下さい。神が初めに、どのように異邦人を顧みて、その中から御名をもって呼ばれる民をお召しになったかは、シメオンが説明したとおりです。」

     ここで、もう一度、主の兄弟ヤコブのことについて考えて見たいと思います。
     使徒パウロが、ダマスコへの途上において主イエス様と劇的に出会い、改心してから3年後にパウロがエルサレムに赴きますと、ヤコブとペテロとだけ会ったこと、そして他の十二使徒には会わなかったことを、「ガラテヤ人への手紙」に書き記しています。
     そしてそれからさらに14年後に、パウロがバルナバとテトスを伴って、エルサレムに再度赴いた時には、ヤコブとペテロとヨハネが、交わりの手を差し伸べたことを、同じく「ガラテヤ人への手紙」に書いています。

     なぜこれほどまでに、イエス様のすぐ下の弟であるヤコブが用いられたのでしょうか。主の兄弟姉妹たちは、生まれて、もの心がついた時には、すでに兄であるイエス様がおられました。
     よって、主イエス様が30才になられ、公生涯を始められた頃には、すでに四人の弟と二人以上の妹たちは成人していたことは間違いありません。もしかしたら妹たちはすでに嫁いでいたかも知れないのです。
     なぜなら主の母マリヤが、イエス様を生んだ時は、14才頃だと伝えられているからです。マリヤは、13才のバル・ミツパの祝いを終えた後、夫となるヨセフと婚約した可能性が高いのです。
     またヨセフは、マリヤよりもかなり年上であったと思われます。もし同じくらいであったとしたら、妻に迎え入れることをせず追放したか、石打の刑に同意したかも知れないのです。
     そしてヨセフは本当にマリヤを愛していたのです。やっと与えられた若く美しい妻を。

     さて、そのような幸せな家庭に、イエス様、そしてヤコブ、ヨセ、ユダ、シモン、妹たちは育ったのです。
     ヨセフが召された後には、家業の大工を継ぐためにも、長兄イエス様は、弟たちをしっかりと養育したことは間違いありません。特にすぐ下の弟ヤコブには、リーダーとしての教育を施したと思われます。

     主イエス様が、公生涯に入られた時、ナザレに残された母マリヤと、三人の弟たちと妹たちの世話をしたのは、間違いなくヤコブです。
     明日も同じ箇所からとなります。》

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