• 日々のみ言葉 2019年8月30日(金)

    ◇◆◇日々のみ言葉

    2019年8月30日(金)

    ◎聖書箇所【使徒の働き15章19節~21節】
    15:19 「そこで、私の判断では、神に立ち返る異邦人を悩ませてはいけません。
    15:20 ただ、偶像に供えて汚れた物と不品行と絞め殺した物と血とを避けるように書き送るべきだと思います。
    15:21 昔から、町ごとにモーセの律法を宣べる者がいて、それが安息日ごとに諸会堂で読まれているからです。」

    ◎ショートメッセージ
    《昨日は、ヤコブが提案しました「偶像に供えて汚れた物」について考えて見ました。今日は「不品行」についてです。

     異邦人の社会において、特にローマ帝国本国のローマや、ギリシャのアテネなどにおいては、不品行がはびこり、性的堕落は目をそむけるほどにまで、一般化していました。

     不品行とは、妻と夫以外の性的関係を表わします。今で言うならば不倫に値します。

     レビ記によりますと、
    『あなたがたのうち、誰も、自分の肉親の女に近づいて、これを犯してはならない。私は主である。(レビ記18:6)』
     と書かれており「近親相姦」を禁じています。しかし、これらの国ではむしろ近親相姦を推奨していたくらいです。

    『あなたの父の妻を犯してはならない。それは、あなたの父を辱めることである。(レビ記18:8)』
     と書かれていますが、これは父の妾を指しており、その罪を犯したのは、ヤコブの長子ルベンでした。

    『あなたの姉妹は、あなたの父の娘でも、母の娘でも、あるいは、家で生まれた女でも、外で生まれた女でも、犯してはならない。(レビ記18:9)』
     と書かれていますが、これは異母姉妹、異父姉妹のことを指しています。もちろん実の姉妹との関係も禁じています。

    『あなたの嫁を犯してはならない。彼女はあなたの息子の妻である。彼女を犯してはならない。(レビ記18:15)』
     と書かれていますが、この罪を犯したのは、ユダです。長子エルと次男オナンに与えた嫁タマルによって、パレスとザラが生まれました。ダビデ王は、このパレスの血筋であり、イエス様もその血を継ぐ者なのです。

    『あなたの兄弟の妻を犯してはならない。それはあなたの兄弟を辱めることである。(レビ記18:16)』
     この罪を犯した者は、国主ヘロデ・アンティパスでした。兄ヘロデ・ピリポの妻ヘロデヤを横取りし妻としたのです。その連れ子サロメは姪にあたります。バプテスマのヨハネは、その罪を悔い改めるよう、何度も王を諭したのです。

    『また、あなたの隣人の妻と寝て交わり、彼女によって自分を汚してはならない。(レビ記18:20)』
     この罪を犯した者こそ、誰もが知るダビデ王です。ヘテ人の勇士ウリヤの妻パテシェバと関係を持っただけでなく、策略によって忠実な部下を殺したのです。

     選民ユダヤ人でさえ、このような罪を犯したのです。モーゼの律法を持たない異邦人なら、なおさらです。性の乱れは、昔も今も変わらなかったのです。なぜなら人間は皆、罪人だからです。
     そして、ユダヤ人の社会ではあり得ないことですが、レビ記にはもう一つ性的な禁止令が書かれています。
    『あなたは女と寝るように、男と寝てはならない。これは忌みきらうべきことである。(レビ記18:22)』

     同性愛のことを「ソドミー」と言います。聖書は「同性愛」を禁じているのです。
     現在、男と男の結婚、あるいは女と女の結婚が認められるような法令が定められつつありますが、これは間違いなく罪そのものであり、真っ向から聖書に反するものです。
     神様はソドムとゴモラを滅ぼされたのです。決して認められるものではありません。》

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