◇◆◇日々のみ言葉
2019年8月31日(土)
◎聖書箇所【使徒の働き15章19節~21節】
15:19 「そこで、私の判断では、神に立ち返る異邦人を悩ませてはいけません。
15:20 ただ、偶像に供えて汚れた物と不品行と絞め殺した物と血とを避けるように書き送るべきだと思います。
15:21 昔から、町ごとにモーセの律法を宣べる者がいて、それが安息日ごとに諸会堂で読まれているからです。」
◎ショートメッセージ
《引き続き同じ箇所からの学びとなりますが、明日は先に行きたいと思います。今日は「絞め殺した物と血」についてです。
これは、「血」のことです。
創世記によりますと、
『生きて動いているものはみな、あなたがたの食物である。緑の草と同じように、すべてのものをあなたがたに与えた。しかし、肉は、そのいのちである血のあるままで食べてはならない。(創世記レビ記9:3~9:4)』と書かれています。
また、申命記においては、
『ただ、血は絶対に食べてはならない。血はいのちだからである。肉と共にいのちを食べてはならない。血を食べてはならない。それを水のように地面に注ぎ出さなければならない。血を食べてはならない。あなたも、後の子孫もしあわせになるためである。あなたは主が正しいと見られることを行なわなければならない。(申命記12:23~12:25)』と書かれています。
神様はなぜこのような命令を出されたのかは分かりかねます。「絞め殺した物」とは、剣で刺し殺したのではない動物を指し示しています。よって血は出ていないのです。
「過越のいけにえ」であった、「一歳の傷のない雄羊」は、喉元を剣で突き刺され、血を流して死んで行きます。それが、「水のように地面に注ぎ出す」ことなのです。
私たちは「ステーキ」を食べます。良くこのようなことを耳にしませんか。「血もしたたるような肉」と言うことを。
実際に、肉の旨みは、その肉の中に含まれる「血」にあると言っても良いでしょう。もし血を水のように全部注ぎ出したとしたら、その肉はあまりにも味気ないものになってしまいます。
つまり異邦人であるローマ人やギリシャ人は、普段ユダヤ人たちが食している肉とは違い、血を抜かない肉を食べていると言うことなのです。
ヤコブは、「偶像に供えて汚れた物と不品行と絞め殺した物と血とを避けるように。」と言う指示を出しました。
それは、ユダヤ人の会堂において、昔からモーセの律法が安息日ごとに諸会堂で読まれているからである、と理由を述べています。
つまり、ユダヤ人たちをつまずかさせないようにする為に、異邦人で信徒となった者は、これら3つの点について、良く考えて行動して欲しいと言うことなのです。》