◇◆◇日々のみ言葉
2019年10月15日(火)
◎聖書箇所【使徒の働き16章35節~36節】
16:35 夜が明けると、長官たちは警吏たちを送って、「あの人たちを釈放せよ。」と言わせた。
16:36 そこで看守は、この命令をパウロに伝えて、「長官たちが、あなたがたを釈放するようにと、使いをよこしました。どうぞ、ここを出て、ご無事に行って下さい。」と言った。
◎ショートメッセージ
《看守は、パウロとシラスを外に連れ出しました。
「先生がた。救われる為には、何をしなければなりませんか。」
「主イエスを信じなさい。そうすれば、あなたもあなたの家族も救われます。」
看守は、その夜、時を移さず、二人を引き取り、その打ち傷を洗い手当てをしました。それから、二人を自分の家に案内して、食事をもてなしたのです。
二人は、彼とその家の者全部に主の言葉を語りました。そのあとすぐに、全員がバプテスマを受けたのです。全家族そろって神様を信じたことを心から喜びました。
夜が明けると、長官たちは警吏たちを看守の所に送ってよこしました。
「あの人たちを釈放せよ。」
ところで、なぜ長官たちは、パウロとシラスの二人を釈放するように言って来たのでしょうか。その辺りのことは、ルカは書き記してはおりません。
推測するとしましたら、紫布の商人であるルデヤが動いたと言うことです。彼女の顧客は、ローマ軍人やローマの高官たちでしたから、ツテを頼って二人の無罪を主張し、釈放するように願い出たのかも知れません。
あともう一つ考えられますことは、神様が動かれたと言うことです。神様のご計画の通りに、マケドニヤ人で助けを求めていた看守とその家族が救われましたから、これ以上ピリピの牢に留まっている必要はないからです。
どちらにせよ、ルデヤそしてテモテとルカの取りなしの祈りが聞き届けられたことには、違いありません。
その命令が出されますと、看守はパウロとシラスに、
「長官たちが、あなたがたを釈放するようにと、使いをよこしました。どうぞ、ここを出て、ご無事に行って下さい。」と、喜んで伝えたのです。
と言うことから、この時パウロとシラスの二人は、牢に戻っていたことになります。おそらく、鎖によってもはや縛られてはいなかったかと思いますが。
しかし事態は、ここからさらに異なった展開を見せて行くことになるのです。》