◇◆◇日々のみ言葉
2019年10月17日(木)
◎聖書箇所【使徒の働き16章40節】
16:40 牢を出たふたりは、ルデヤの家に行った。そして兄弟たちに会い、彼らを励ましてから出て行った。
◎ショートメッセージ
《「ピリピの長官たちは、ローマ人である私たちを、取り調べもせずに公衆の前でむち打ち、牢に入れてしまいました。それなのに今になって、ひそかに私たちを送り出そうとするのですか。とんでもない。彼ら自身で出向いて来て、私たちを連れ出すべきです。」
警吏たちは、この言葉をさっそく長官たちに報告しました。すると長官たちは、パウロとシラスがローマ人であると聞いて恐れ、自分で出むいて謝罪をしたのです。そして二人を牢の外に出して、町から立ち去ってくれるように頼んだのです。
ようやく、長官たちの行動に納得するものがあったので、パウロとシラスは牢のある建物を後にしました。おそらく看守が、感謝を込めて、いつもでも見送っていたに違いありません。
さて、まず二人は、助手テモテと医者ルカが、おそらく待機しているであろう「ルデヤ」の家に急ぎました。
思った通り、「兄弟たち」すなちテモテとルカは、そこで熱心に祈っていたのです。またルカは、このピリピの滞在において、救いに導かれた異邦人の兄弟たちがいることを暗示しています。
なぜなら、ピリピの町の外の川の畔には、婦人たちだけが集まっていたからです。ルデヤは未亡人でしたが、彼女以外の婦人の夫が、パウロとシラスの言葉を耳にして、主イエス様の救いへと導かれたのではないでしょうか。
ルデヤ、そして婦人たちとその夫、そして奇跡的に救われた看守とその家族、ここに「喜びの教会」とも言われた「ピリピ教会」が誕生したのです。
『最後に、私の兄弟たち。主にあって喜びなさい。前と同じことを書きますが、これは、私には煩わしいことではなく、あなたがたの安全の為にもなることです。(ピリピ人への手紙3:1)』
『いつも主にあって喜びなさい。もう一度言います。喜びなさい。あなたがたの寛容な心を、すべての人に知らせなさい。主は近いのです。
何も思い煩わないで、あらゆる場合に、感謝をもってささげる祈りと願いによって、あなたがたの願い事を神に知っていただきなさい。そうすれば、人のすべての考えにまさる神の平安が、あなたがたの心と思いをキリスト・イエスにあって守ってくれます。(ピリピ人への手紙4:4~4:7)』
「使徒の働き」の学びは、明日から17章へと、入って行きます。》